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【詩】プアレア・ティムの思考

理由あっての事ですが私は深夜の街灯に群がる蛾を眺めていました。時折耳の側まで寄ってきてバタバタバタバタバタバタ私は鱗粉が付着するのではないかとそれで私ね❓

思ったんだ。内緒にはしないよプアレア・ティムだもんね私は――もし人間、この場合全人類としまして、もしです、

ジャマしないで‼️
今考えてるんだから‼️

取り乱しました私は取り乱してごめんなさい。でですね、今、今だって私は考えてる考えてるもんだから? ええ、考えてますよわかってるってば。
街灯が……のみならず、光……が、全部。もし人類が全人類が人口的な光を配置建造しなかったらこの【 蛾 】はどこへどこへ飛んでいくって大抵の人は想像で想像したことあるよね? それでね、

わたしって私、それでね
『でもソレはありきたりだってだって❓』いいって別に内緒にしなくても
私の考えそのあのプアレア・ティムのですけど、混ざってはいますけど

……ともかくですね、の場合には【 太陽 】を目指して飛んでいくのかなってそれで――そう❗️ 他にはねぇわかるでしょ? 月の光が水とかに反射した光にも蛾が集まっていくんじゃないですかね。そもそもなんで羽の生えた虫は光に向かっていくのでしょうか有効な仮説を誰かいつか今でもいいから教えて示してはやくはやくはやくはやくねぇ❗️

いいとこだって言ってるじゃん
わかったわかってる
ならわかるよ

『ねぇあの、すみません……キスしてもいいですか?』

ねぇあのキスしてもいいですかと私わたし聞きました勇気を出してあなたも早く勇気だして私にだして座ってないで立ってこちらに歩み寄ってだから、

わかるよね❓
『今それどころじゃないってだって?』でしょ
違うって『対象を間違えてるんだってですか』ですよ

だってわからない前提としての『通じ合った』として『どのように?』が次に湧いて『確証は?』となり、だってだってだって私プアレア・ティムですよわかるわかりました。

人間が全人類がキスする相手をどうやって決めて唇を近づけて実際に接触させるまでの過程の明確な説明が私にはできないしなんとなくで済ませたくないのに、

じゃあ間違いだよだって『だって』❓
そうですそうですごめんわかるよ
私は今たった『なんとなく』で相手を決めたもんねごめんね

ごめんねって言ってるよわたし?

だから【 蛾 】の話だって‼️

聞いてた? 『聞いてた』そっか。
キスだって『そう』なんじゃないかって推測できるでしょ聞いてた? 聞いてたらしいです。

つまり私はプアレア・ティムで、人間のキスの相手は光の出所を見失った蛾と一緒で、理屈はそうなのかって、だから『それしかない』という盲目的な、あるいは健気な、という――に基づいて……です。

それをどうやって見つけるかって話が『まだ済んでないでしょだって❓』それこそわかってるよ

うん、わかってる。
でもなぜ私は今こうやって深夜の光のない場所をフラフラちから抜けて歩いてるのかなって不合理に納得できなくて。

結局『戻ってきただって❓』だって?
見ればわかるでしょ街灯がイチバン確実なんだよ『何度も言わせないで』だってわかってるって。

理由あっての事ですが私は深夜の街灯に群がる蛾を眺めていました。時折耳の側まで寄ってきてバタバタバタバタバタバタ私は鱗粉が付着するのではないかとそれで私ね❓

思ったんだ全部消したから全部消したから全部消したからもういいでしょって『言ってるでしょ‼️』って私――

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