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【詩】パルフィム・ネイの散歩

数えを完了しましたこの住宅地の一本のこの道のあそこからここまでの灰色のコンクリート塀のブロックの数ですけど❓ 特に873枚目の穴の部分から顔を覗かせていたカナヘビとおぼしき爬虫類がかわいかったですね。

日当たりの悪い所はきちんとっと こけ🤍 が生えていて、指先の柔らかさで撫でると思いのほかサラサラしてましたね。

20数年前ぐらいから放置されてそうな黒スプレーの落書きもナカナカ味がありましたところで私はパルフィム・ネイですこんにちは。なぜ私がこんな得も徳も発生しない感じない一般的な観点から見た場合の愚行を連続して行うかというと、単に治安の具合をなんとなく把握できればそれでよく、晩御飯の味も増します。

パルフィム・ネイは特にコンビ二のサンドイッ千コーナーの左上っちょにある薄い生地にウインナーと千ーズが収まった食べ物を好みます。

キスしてあげましょうか?

いやならいいですけど、ああ、ごめんなさい。これから埠頭に赴きカワハギの皮を剥いで遊ぼうかなと思案して実行に移そうとしていいですか私はパルフィム・ネイですけど。ええ、なにも漁師だけに許された特権ではないのですカワハギ剥ぎは。べつに職業がニンゲンの行動を規定するなどというのはのはの〜のです。

え……❓

カワハギは晩御飯ではありませんけど。多分義務教育としてブロック塀の数を数える段階からやり直すか心機一転しつつやるのをやったら?
ボトルメッセージをご存知ですかね、ボトルの中に紙を入れて中に『ボトルメッセージ』と書いて海に流します。月の満ち欠けを意識すればボトルメッセージのとんぼ返りは避けられそうですね。

実際にカワハギを剥ぎながらの感想ですけど、さっき見かけたカナヘビとの相違点はどこなのかなって。あっ、高まった感覚ありました今……人間性が。やってよかったです。通信もいれておきます。

『こんにちは、パルフィム・ネイです。その節はお世話になりました。おかげさまで人間性への寄与が高まりました……はい、ハイ――えっ⁉️ ではカワハギには手を合わせればいいのですねパルフィム・ネイですし』

……キスはいいですか❓

……ならいいです。

ホラ、タ方はこれからです散歩を続けましょう。パルフィム・ネイと手を繋いで夕方に散歩すると新しい発見がありますよ。あなたも心の中に新たな人間性としてのパルフィム・ネイを飼い、規定からのデコンストラクション❓ を目指しましょう。

【メモ📝】
・死に意識を数秒向けるとカワハギの死がなかったことになる……???



【別のヒト】

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