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心の痛み

少し前、仕事でなかなか上に相談できなかったミスを遂に報告、相談した。することができた、というべきかもしれない。当たり前だし自業自得でしょ、そんなの普通じゃないよ、と言われればもちろんその通りである。でも行動できない自分がいて、一人で抱えていた時間は本当にしんどかった。

詳細は書くことはできないが、自分が精神的にとてもしんどかった時に発生したことだった。仕事で上司にも相談しづらい、言えばどうなるか、信用を失うのではないか、そもそも信用なんてあるのか、いろいろ浮かんでいた。いや、同じようなことが頭をループしていただけでいろいろ浮かんでいるように思えただけだった、と今は思う。

結局は想像していたほど大事にはならず、自分は今回はこれで少し肩の荷が下りた。でもきっと仕事をしている人で同じような状況に陥っている人がいるんじゃないか、とふと思った。いや仕事だけじゃないかもしれない。なんとか打開したい、でもできない、勇気がなかなか持てない。誰にも言えないことで毎日を悶々と過ごしている人がいるのではないかと。

本当に苦しいと思う。ふとした時に頭に浮かび、考えが悪い方向へどんどん広がる。楽しむこともなんだか悪いように思えてしまう。

「なんとかなるよ」なんて軽々しく言えないけど、行動しないと何も変わらないのも事実ではあるのもよく分かっているけど、それができれば苦労しないよ、と言いたくなる人の気持ちが自分にはよく分かる。歪んでいるかもしれないけどよく分かる。

でも誰にも言えない気持ち、勇気がない情けない自分、行動できない情けない自分、それを抱えているのはあなただけじゃないよ、と伝えたい。そんな人がもしいても、ほとんどと言っていいくらい自分がしてあげられることはない。ここだけは残酷だ。でもその気持ち、どうしようもない気持ちだけは自分は共感できる、と思う。変な言い方だが、何も恥ずかしいことなんてない。そんな機械みたいに理詰めで動ける人だけではないのだから。

救いだったのは、そんな恥ずかしい、情けない自分、内容を打ち明けられる人が一人いることだ。崖から落ちそうな自分の命綱のような存在、というと大げさかもしれないが本当にありがたい人である。この感謝の気持ちを本当になんて表現したらいいか分からない。

自分もこんな心の支えになれるように恩返しがしたい。でも何からしたらいいのだろう。少し考えてみるかな。

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