生理時の不眠症に悩む女性必見!睡眠を改善する方法《冬ver.》
生理の時って、身体は疲れているのに妙に頭が冴えて眠れないっていうことや、途中で起きる頻度が多いなど、睡眠に関するお悩みが増える方が多いです。ただでさえストレスフルな時期に眠れないなんて、つらすぎますよね。
少しでも快適に過ごせるようにはどうしたらよいのか。睡眠を研究している女性である私が論文と個人的見解を混ぜつつ、まとめてみました。
ささっと概要だけ知りたい方は、1分以内に読めるようにサクッとまとめていますので、こちらをどうぞ。
メカニズムから詳しく知りたい、という方はこちらの記事をどうぞ。
生理の時の体温変化
基礎体温っていうと、妊娠の時に気にするものという印象を私は持っていましたが、実は、生理の時にも関係してきますし、睡眠にもとっても関係してきます。
排卵が終わって生理に入る間の期間が黄体期と言われていますが、黄体期の時に女性ホルモンの1種であるプロゲステロンが放出されます。
このプロゲステロンが、体温を上げる役割を持っており、脳の体温調節機構に作用し、基礎体温が上がっていきます。
プロゲステロンの作用によって、普段よりも体温が高いうえに体温が下がりにくい状態でもあるので、最初の方にも書いた「身体は疲れているのに、頭が冴えて眠れない」ということになります。
生理と不眠
成人女性の4割以上の人たちで、生理に関連した不眠症状が頻発しています。このうち半数が生理の時に不眠を訴えています。不眠症の患者さんは、女性の方が多いと言われていますが、生理の有無も1つの要因なのだろうと思っています。(他にもいろいろと理由はありますが、割愛)
不眠症状って、実はただ「眠れない」という症状だけではありません。
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