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水飲み場まで連れて行かんといかんで~BacklogWorld2020 re:Unionオンラインルポその1~#BacklogWorld #JBUG

運営としてお手伝いさせていただいたBacklogWorld2020 re:Unionオンライン。仲間と完全燃焼した様子はこちらをご覧いただきたいが、当日は裏方仕事もあり演目に集中できなかった。ただ片目片耳で追いかけている範囲でも、これは忖度抜きだが控えめに言ってどれも本当に面白かった。
無事緊張感から開放されたこともあり、改めてのんびりハイボールを片手に、アーカイブを見ながらイベントを味わい直している次第である。

各発表の紹介はアーカイブ動画他の方の記事に譲り、当日のコンテンツのいくつかを自分の感想を通じてご紹介してみたい。第一弾は、両備システムの河内さん、福田さんの登壇内容である。福田さんはご体調を崩されていたということだったが、復調されたようで嬉しい限りだ。

関心ポイント「自身のミッションとの関連性」

自身もシステム会社の中で、一昨年より全社PMOを立上げ、全社品質改善のプロジェクトを推進している。両備さんと比較して弊社の規模は随分小さいが、JBUG内でも事前に評判を聞いていたこともあり、自社の参考にできることがありそうだと楽しみにしていたコンテンツの1つであった。(参考までに昨年末に取り組みについてお話したときのnoteを貼っておきたい)

気付きポイント①愚直にやりきる姿勢

実際登壇を拝聴した感想は「やっぱり、そういうことか・・・」である。まさに発表されたアプローチは、徹底したボトムアップ、我々が初期に徹底しきれなかったポイントだった。お仕着せの改革が現場に馴染まないことは、これでもわかっているつもりだった。各部門へのキャラバンもやったし、丁寧な説明はメンバーとも相談して心がけたたつもりだった。

ただ両備さんのお話を聞いて、私の徹底力不足を痛感した。いづれも「やっているつもり」でしかなかったなと思わざるを得ない。心のどこかで「どうせ喉乾いているんだろ?」「この水は飲むべきだ」と思っていなかったかと胸に手を当ててみたい。どうやって皆に「飲みたい」と思ってもらえるか?そこに対する徹底した配慮と行動量は足りていなかったなと思うことができた。

気付きポイント②ツールの大切さ

IT屋が何を言っているのかという話であるが、今回のプレゼンを見て改めて痛感させられた。自分で作れるという武器を最大限に活用して、ツールを通じて課題解決の仕組みを提供されてきたお二人の姿勢は、正直最高に「かっこ良かった」

過去クライアントにITで業務を改善するという提案と実現を何度となくやってきたにも関わらず、今回の自社の取り組みにもっとITを絡ませられる余地はなかったのか、改めて再考してみたい。

気付きポイント③現場とマネジメント両面への配慮

こちらも業務改革や業務システム導入の「いろは」だと思うが、現場担当者も業務管理者も、それぞれの立場で負担やメリットを十分に共感と理解を得ながら取り組んでいかなければならない。どちらもそれぞれに業務プロセスの「ユーザー」である。特に業務管理者(部門マネージャー)に対しては現場担当者以上に声を聞く方が効果的であったかと思う。

私が自社の役員という立場であることもあるが、特に管理職陣に理解を得るということに対しては、正直甘えもあったのかもしれない。建前としてのYESを真に受けていたことも多分にあったはずだ。

最後に

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お話された内容は、社内システム導入のお手本とも言える内容だった。具体的なツール事例も動画も駆使され豊富に紹介されており、見ていて飽きない。Backlogというツールを使い倒すという意味では一つの極みではないかとも思う。システム開発に携わる方はもとより、組織を改革するという取り組みをされる方には多くのヒントが得られるプレゼンだったのではないかと思う。是非多くの方にご覧いただきたい。

追伸

4/23(木)以下のイベントで登壇予定である。10分という時間だが、「全社PMOの運営から考えた組織的ジプロェクト管理の勘所 」と題して、単一のプロジェクトを見るというよりは、複数のプロジェクトを組織としてマネジメントするということについてわかりやすさを重視して話したいと思う。(ちょっとタイトル硬すぎて反省している)
オンライン配信ということなので、お気軽に覗いてみて欲しい。


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