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現状を変えたいエンジニアの背中を押すために今できること

今回弊社ARIで以下のセミナーを開催させていただくことになりました!幸運にも小野さんと広木さんという業界のオピニオンリーダーのお二人にそろい踏み頂きました。お二人のファンとして、今から当日が楽しみでなりませ

ん。お申し込みはこちらからどうぞ!

アーカイブ動画はこちらからどうぞ。

今回企画の起案者として、企画の背景を記しておきたいと思いこちらのnoteにまとめてみました。

きっかけ

小野さんに強く関心をもたせてもらったきっかけは、昨年2020年8月に小野さんの書籍『その仕事、全部やめてみよう 1%の本質をつかむ「シンプルな考え方」』を読んだ時でした。こちらはベストセラーになっていましたので、ご存じの方も多いと思います。また小野さんのブログは業界でも度々話題になっていましたので、記事をお読みになったことがある方も多いでしょう。

『その仕事、全部やめてみよう 1%の本質をつかむ「シンプルな考え方」』で特に印象に残っていたのは以下のような部分です。

・肩の力を抜いて、異なる他者を認めていこうとする姿勢
・人を育てるというのはおこがましい発想、Mgrが出来るのは人が育つ環境を用意すること
・文化の異なる組織を繋ぐには、まず自分の常識に蓋をして、相手の常識を受け止める。

自分の理想とする価値観に非常に近く、いつか直接お話してみたい、そんな漠然とした想いをもっていた中、法人会員として参加させていただいている一般財団法人CTO協会の会合で、同協会の理事をされている小野さんとご一緒させていただく機会がありました。そのご縁をきっかけにして、是非弊社ARIの仲間に小野さんの話を聞かせてあげたいというわがままな想いから、社内向けの講演機会をリクエストさせていただきました。

なぜ社員達に聞いてもらいたいと思ったのか?

弊社ARIは、創業来「人と技術」を経営の真ん中に据え、他者への尊重と共感の重要性を非常に大切にしています。経営陣からのメッセージとしても、社員に対して再三にわたりコミュニケートしています。

「その仕事、全部やめてみよう」にも記されていた上記のような考え方は、まさに弊社が理想とする価値観でもあります。

新卒や若手、進取の趣向に富むメンバーは挑戦する姿勢も高く、少しづつARI流のカルチャーが出来つつあり、いわゆる「モード2」の社員が増えてきました。ただ中には小さい中にも生じた組織の壁を意識してしまったり、新たな技術の研鑽になかなか一歩を踏み出せない社員も見受けられます。(勿論その本質的原因は我々経営にあるのは間違いありません)

セゾン情報様やクレディセゾン様にて異文化の融合を見事に実践され、また個人としてもキャリアを磨かれている姿を拝見し、是非私のみならず多くの社員に刺激を感じ、ARIの目指す価値観の更なる浸透と、成長意欲のきっかけにしてもらいたいと思ったのでした。

そんな理由から小野さんに告白(笑)した結果、「本来はこうしたお話はお断りしているが、CTO協会でのご縁もあるので」と、小野さんにご快諾をいただくことができました。本当に感謝しております。

せっかくいいお話聞けるならみんなでシェアしたい!

そうした中で、弊社の顧問であり同じCTO協会の理事である広木さんにも、ご講演に協力もいただけることになりました。

広木さんもご存じの方が多いと思いますが、「不確実性」という言葉を一躍業界内流行語に引き上げるきっかけにもなった不朽のベストセラー『エンジニアリング組織論への招待』の著者として有名です。お読みになった方も多いと思いますが、読むたびに色々な気付きを得られる本です。社内でもマネージャーに課題図書としてもらっています。

セミナーでお話頂きたいことを構想しているうちに、弊社の社員だけではなくより多くのエンジニアの方にとって有意義なお話になるに違いないと考えました。結果、小野さん広木さんのご理解もいただき、オープンセミナーの形とさせていただくことになりました。

エンジニアが元気になれば日本は元気になる!

私の主観ではありますが、ひと昔前に比べると、エンジニアリング環境に理解のある経営者やマネージャーも増え、エンジニアにとって心理的安全性の高い職場環境も随分増えました。勤務時間の管理も相当に配慮されるようになりましたし、コロナ禍という不測の要因ではあったものの、定常的なリモートワークという数年前には考えられなかった働き方ができるようになりました。

一方で、そうした環境からは縁遠く、結果として新しい技術的研鑽や挑戦への意欲をなかなか持ちえない、または気持ちはあるが具体的な一歩を踏み出すのに躊躇されているエンジニアの方々もいらっしゃいます。一般社会におけるITへの理解の未成熟さや、ベンダー依存や多階層発注などに代表される日本の業界特性も、まだまだ根深く残っているのも事実であり、閉そく感に苛まれている方も少なくないかもしれません。

人には自燃型、他燃型、不燃型の3パターンがあるそうです。もちろん個人の性格や過去の経験による影響もあるでしょう。ただ後天的かつ環境依存で自燃化できていないケースも多いと感じています。つまり、燃えるきっかけと環境や手段が整えば、みな自燃化するのではないかと思うのです。

今はオンラインコミュニティが活性化し、様々なコンテンツやリソースがネットで自由に探せる時代となりました。エンジニアとしての好奇心を満たし成長の糧にできる材料は、実はすぐ手を伸ばして届く場所にあります。

とすればあとは「燃えるきっかけ」をどうやって提供していくか・・・?
そんなことも考えながら今回の機会を企画しました。

今回のセミナーが、様々な環境で現状を変えたいと悩んでいるエンジニアの方々の背中を押すきっかけとして、そしてそんなエンジニアの方々のやる気スイッチを探しているエンジニアマネージャーの方々へのヒントとして、きっとお役に立てる確信しています。私も末席で及ばずながら自社での取り組みなどをお話できたらと思います。

日本には109万人のITエンジニアがいるそうです(引用元)。一人でも多くのエンジニア方の背中を押すきっかけとなることを願っております。

是非皆様振るってご参加ください。

2021/11/30更新)

ログミーTechさんが書き起こし記事を書いてくれました。







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