かつて"フレイムヘイズ"に憧れた少年の話
こんにちは、やすおです。
今回は中学時代にハマっていたライトノベル及びアニメ作品「灼眼のシャナ」についてお話ししようと思います。
突然ですが皆さん、思春期って色々と辛くないですか?家庭に教室に学校に街に…様々な枠に囲まれてしまって…。何もかもを投げ出したくなる。そんな感情に僕は振り回されてましたね。
そんな僕は社会通念から抜け出す秘策を思いつきました。それが…
"フレイムヘイズ"
になることでした。
"フレイムヘイズ"とは、アニメ及びライトノベル「灼眼のシャナ」における異能力者の総称です。大体はね。以下、説明文です。
強い力を持つ“紅世の徒”である“紅世の王”と契約し異能を得た元人間と、その『器』の中で休眠する“王”の、二人で一人を指す総称(ただし作中では、『器』である元人間のみを示す用例も見られる)。呼び名の由来は、契約の際に人間が幻視するこの世と“紅世”の狭間の光景「炎の揺らぎ(flame haze)」からきている。
Wikipediaより引用
なんのこっちゃって話ですよね。大丈夫、これが分かったらセンター試験の国語100点ですよ!僕は100点でしたが(模試で)
「灼眼のシャナ」についてちょっとだけ4行で解説すると…
異世界からの侵略者に
立ち向かう異能力者とその仲間達の
戦いを通して成長していく
ボーイミーツガール物語
です。
これ以上は冗長なので割愛します。観てね!読んでね!…そして感じて欲しい。激アツなバイブスを。これは俺にとってのバイブルなんです。
そして"フレイムヘイズ"に話を戻しましょう。"フレイムヘイズ"になると、それまで過ごしてきた記憶が全て消えるんです。…"自分"以外全ての人の。
つまり自分だけは記憶を保持していて、世界から自分の痕跡が抹消されます。これが僕にとっては魅力的だった。
だって、面倒な人間関係を全てリセットすることが出来るんですよ。思春期拗らせた僕にはちょうどよかった。そして、
"フレイムヘイズ"にはもう一つメリットがあるんです。それは、"フレイムヘイズ"という役割を与えられる事です。
中学生といえば、例外を除いて殆どのケースじゃ学校で勉強する事か部活動だけが役割ですよね。それがとても嫌だった僕は、此処ではない何処かの、新しい生きる目的が欲しかった。それが例えば"フレイムヘイズ"だったんですよ。
戦いに沈んでいく定めです。いつかは破れて消滅するでしょう。大体において不遇な前世を持つ"フレイムヘイズ"の生き甲斐は、仇役"紅世の徒"への復讐だったりします。それでも僕は、れっきとした目標を持つ"フレイムヘイズ"に憧れたのです。
"封絶"使って強盗出来ますしね(笑)
あ、"封絶"というのは"フレイムヘイズ"が最初に覚える魔法みたいなものです。時を止めて、街に被害が出ないように結界を張るやつ。それを悪用すると強盗に使えちゃうんです。作中より過去の話では、"フレイムヘイズ"の収入源は強盗だったりするそうですから。
と、灼眼のシャナの話をするとキリがないのです。それくらい設定が多い作品なのです。
まとめ
社会通念上から逸脱して生きていく。ある種の「ならず者」としての生き方を、ファンタジーを通して提示してくれたのが「灼眼のシャナ」だったように思います。
"フレイムヘイズ"は大抵やさぐれていて、厭世的な思想を持っていて、ふとした拍子に関わる一般人に様々な影を落としていきます。
仲間内でさえも牽制し合っている。そんな孤独な生き方にいつしか憧れてしまいました。
今となっては、図らずも自分自身が社会通念上からちょっとはみ出た生き方をするようになり、ほんの少しだけ彼ら彼女らの気持ちがわかるようになってきました。気がしてるだけかも。
やはり複雑な背景を抱えると大変です。心を開きづらくなる。"フレイムヘイズ"達もきっとこんな感じだったのかなぁと。
「灼眼のシャナ」自体は、物語の終着点で"フレイムヘイズ"の生き方に一つの答えを提示しました。それが何かは作品を完走してみてください。そこで僕は待ってます。
僕もいつかは答えを見つけ出したいですね。
それはそうと、シャナちゃんみたいな女の子とボーイミーツガールしてみたくないですか?僕はしたいです。
二十代も後半に差し掛かろうともこの夢だけは捨てられない僕の文章を読んでくれてありがとうございます。おそらく今年最後かも。
それでは皆さん良いお年を。来年もnoteで会いましょう。それと、音楽も聴いて欲しいです。今作ってるのはこんな感じの曲です。
-存在の力を高めよう2021-
よろしくお願いします。
おしまい
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