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現役マーケティングコンサルタントのつぶやき_安直なマーケティングの末に

売りたいがためののメール、DMはかえって売るための弊害になります。

ある旅館は顧客に対し、あるDMを送りました。
結果は86%がリピーターになったのです。

そのDMとはどのような内容だったのでしょうか?

女将の手書き、そして女将と子供の写真がちりばめ、暇な日のカレンダーが入っています。

そして、捨てられないように、厚紙で送っています。

このDMが顧客との関係性をさらに強化することに成功し、86%のリピート率になったのです。

数十年前、2ステップマーケティングが流行りました。

見込み客を集めて、その次に新規顧客に育てる。
現在でも、この手法は主流です。
(上記の旅館の場合は、2ステップではないですね。リピーター獲得のための言わば3ステップ?と言えるでしょう)

私も、この手法を元にアドバイスすることが多いです。

しかし、多くの会社がこの手法を取り入れたことにより、顧客には、見透かされているのです。

サンプル請求したら、次に商品を買ってくれというDMが何通も届く・・・そういう見え透いた流れを顧客は見抜いているのです。

私はある通販会社のマーケティング全般を管理しています。
サンプル注文を電話で受け付けるのですが、多くの方が
「電話してこないで、DMは送らないで」と言われます。

こちらから、
「電話してもいいですか?DM送っていいですか?」
と聞いていないにも関わらず。

これは、これまで多くの会社が行なってきた
2ステップマーケティングの弊害です。

2ステップマーケティングが良くないということではありません。

安直に運用してしまったからです。
顧客のことを考えずに、買って欲しいと一方的なDMを送り続ける。
またはメールを送り続けるからです。

顧客と寄り添うことをしていないのです。
何でもいいから、2段階で売ればいいんだろう。
そういう考え方でマーケティングをすれば、
顧客離れが加速するだけなのです。

いかに、顧客に寄り添うか、顧客の共感を得られるのか?
それが、リピーターを増やす最大のポイントです。

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