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プロローグ。

まだ夜もあけきらない穏やかな土佐湾を
幼い頃暑苦しい梅雨の日に見たアリの様に繰り返し現場へ向かう何時もの車窓から眺めていた。

瞬間、室戸岬から横波半島へと弓を描く水平線を染める燃えるような朝焼けに力強く線を引く飛行機に目を奪われ、その行方を一時目で追うと思い付いたように、履き込んだ作業ズボンのポケットからiPhoneを取り出し、シャッターを切った。

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