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自分らしく幸せな人間関係を築くために知っておきたい心の境界線(バウンダリー)



noteはお久しぶりです、靖乃です。

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最近、なんだかイライラしたり悶々として、
自分のパワーが落ちてる感覚があって、自己観察していると腑に落ちた。


それは「心の境界線」が曖昧になっていたってこと。

「心の境界線」のことを心理学ではバウンダリーと呼ぶ。


なので、今日は「心の境界線」をテーマに書くね。

1.「心の境界線」とは何か

私たち人間の悩みの9割は人間関係とも言うが、逆を返せばその人間関係が豊かで幸せであれば自分らしい幸せを感じられると言うこと。

その本当の自分を生き、幸せになるために助けになる心理学がこの心の境界線の話。


心の境界線・バウンダリーとは、
自分と他人との間にある見えない輪郭のようなもの。

自分は自分、相手は相手、という
自分も相手も尊重して健全な人間関係を築くためのツール。

共感力が強かったり、相手の感情を感じ取る力が強い
HSP傾向の方は特に、人や環境に影響されやすい。

そのため、心の境界線が薄れてくると、
相手との適切な距離感がとれず、余計なストレスを感じることになる。

その結果、極端に回避したり、あるいは過度に依存したり、コントロールしようとしたり、無反応になってしまったりと健全な関係とはいいがたいものになってしまうんだよね。


私はまさに母とそうなりかけていて、極端に回避、避けようという反応を選択しようとしていた。(つい今の今まで)


それに気づけたのはこの心の境界線についての理解があったから。

心の境界線が薄くなっている時は、心や身体に何らかのサインが出ている。

まずはそれに気付こう。

2.心の境界線が薄くなっている時の、心や身体のサイン

□怒りの感情や違和感が自分の中に湧いてくる
□”私が解決してあげなければ!”と感じる
□居心地の悪さを感じる
□断ることに罪悪感を覚える
□”相手に嫌われているかも”ということが頭から離れない
□人付き合いを避けようとしている
□心身の調子が良くないと感じる
□食べすぎたり、逆に食欲が湧かなくなる 
□決断力が落ちていると感じる
□自分の本音よりも相手の期待に応えようとしてしまう

これは一例だけど、
自分のパターンを自覚しておくといいね。

この状態が続くと、だんだんと、
怒りの感情が湧いたり、自己否定感を感じてしまったり。

はたまた、やり取りする相手が自己中心的な人や支配力の強い人だった場合、相手にとって都合の良いように利用されてしまうこともあり得る。


3.心の境界線が引けない背景

心の境界線が曖昧になってしまうその背景には、
幼少期の家庭環境や、未消化な過去の感情が大きい。

特に相手に恩義があって、
大切な人である場合特に境界線が曖昧になりやすい。

この状態に陥っているときは慣れていないと自分一人で気づくことは難しい。

ニュートラルでフラットな視点で見てくれる伴走者を持つのがオススメ。



4.心の境界線が曖昧な時に起こる人間関係のお悩み具体例

友人
□頼んでもいないのに「あなたのためだから」と押し付けがましくアドバイスしたり、されたりする
□フラットな横の繋がりや関係性ではなく上下関係でマウントを取ろうとする
仕事
□自分だけ仕事量が明らかに多い
□部下や後輩に仕事を任せたり、頼ることができない
□自分の業務範囲以外のことにも答えてしまって疲弊する
パートナーシップ
□不倫などいつも辛い恋をしてしまう
□ついつい世話を焼いてしまう
□暴力をふるわれる、ふるってしまう(DV、モラハラなど)
□相手に依存、もしくはコントロールしてしまう
親子
□親の期待に応えなければと思いながら生きている
□子供がやるべきことを親がやってしまう、あるいは親がやるべきことを子供がやっている(過保護、ヤングケアラーなど)
□子供に自分の理想や価値観を押し付ける


私は今回、孫の顔を毎日見たい両親に対して過度に期待に応えようとしてしんどさを感じていたことに気づいた。

私が〜したい、からではなく、

お母さんが喜ぶから、会いたがっているから、になっていた。

そのため、たくさんの支援やサポートを
素直に受け取れなくなっていたんだよね。


じゃあ、心の境界線がしっかり引けるようになるとどんな変化があるのか。

5.心の境界線が保てるようになるとどんな変化があるか


心の境界線をしっかり引けるようになると、健全な人間関係を築くことができるようになる。

何もかも自分でしようとしていたのが、上手に相手を頼ったり、多様性を受け入れ、尊重し思いやりを持って接することができるようになる。

相手の言いなりになってコントロールされたり、共依存関係になっていたものが、自分で決断して余計な口出しも反応せず受け流せるようになる。

しっかり自分で選択決断し、自分の人生の舵取りを自分の手に取り戻せる。

つまり、自分らしく幸せな人生をデザインし、周りとも調和の取れた心地よい人間関係を築くことができる。


そのために必要な心の境界線を引くためのステップを最後にお伝えするね。

6.自分らしく幸せになるために大切な心の境界線を引くためのステップ

STEP.1 心の境界線を意識し、観察する

「心の境界線」は目に見えない。

だからこそ、無意識のうちに侵入されたり、侵略してしまったりする。

目に見えないからこそ、常日頃から意識をして自分を観察してみよう。

相手との境界線の薄さや曖昧さに気づくためには冒頭に書いたサインを見逃さないように。

STEP.2 自分の本音を大切にすることをゆるす

境界線を越えられてしまう方は、どうしても自分よりも相手のことを優先しがちになっている。

たとえどんなに大切な人であっても、まずは第一に自分を大切にすると決意すること。

自分のことを優先するなんて、自分勝手でわがままだと感じてしまうかもしれない。

でも、それは自分勝手でもわがままでもない。

本音は誰も傷つけない。だから大丈夫、安心して自分をゆるそう


STEP.3 心地よい距離感を確保するためにも一人時間を持とう

どんなに親しい相手でも、血の繋がりがあっても別の人間。

自分と対話する時間を持って、会う頻度が多いように感じるなら少し回数を減らす。その分を一人時間に当てる。

など、自分にとっての心地よさを優先して。


STEP.4 自分の心の声に耳を傾ける

一人の時間を確保したなら

”自分は本当はどうしたいのか”

”自分にとって心地よいことは何か”

など、自分の本音や
自分の中にいるもう一人の自分(リトルミー)と対話して行こう。

心の境界線が薄く曖昧になっている時は、つい自分の本音を無視して、相手のニーズの方を優先しがちになっている。

その順番を修正していこう。


STEP.5 自分も相手もOKなコミュニケーションでNOと言える私に

親しい関係性だと、つい相手の要望に応えたくなり、NOと言えなくなってしまう。

優しくて献身的な人は特に。

でもそれで周りを優先していくと結果
自分が枯渇して、本当の幸せや貢献はできない。

「わたしは〇〇だと嬉しい」

「わたしはこれをされると悲しい」

など、自分にとって大切なことや価値観を明確にして、相手と自分は別の人間で、だからこそ関わり学び、高め合うことを理解していくこと。


相手の考えや価値観を尊重し調和しながらも、
自分の軸をしっかりと持ったしなやかな生き方や在り方を磨いて
自分らしい幸せな人生をデザインするヒントにしてもらえたら嬉しいです。


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