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自己決定できる人を増やすことが急務

人類は、
①何となく人類が永続的に存続できるようになる
②できるだけ多くの人類が幸せになる
という二大目標を追い求めてきている。

しかし、もしこれらが完全に達成できれば、そのときには意識(クオリア的世界、自己反省的な主観)は消滅しているだろう。
どういうことかというと、あらゆる欲望が瞬時に満たされれば、欲望の会議である意識というものは不要になり、消滅する。(以下、参照)

であれば、
我々が目指すべきは違う方向性なのではないか?

つまり、
意識が残る範囲で、最善を探求すべきではないか?

それはどんな状態か?

もちろん、意識がありつつ、幸せを実現できる人が多い方がいいが、生まれの偶有性により、幸せの実情は人によって異なる。

それでも、みんなに共通すべき最善な必要条件は何か?

それは、自己決定できる能力を持つこと。

つまり、こういう世界にいきていて、こういう感受性や能力を持っている自分は、「これをやろう!」というようなことを、他者の目を気にせず、自己決定できること。

これが「幸せ」を掴む第一条件である。

そのために、社会はその構成員すべてに、何を提供すればいいだろうか?どんな制度が必要だろうか?

これで、良い社会のための考え方が深まった。

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