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成果が出る語学サービスを普及させるには、地道に成功例を積み上げるしかない

人の行動はなかなか変わらない。

例えば、ウーバーイーツだってアーリーアダプターはすぐに使っているが、多くの人はまだコロナの状況下でも、その存在は知っていても使っていない。決済はどうなのか、衛生面は、遅れたらどうなるのか、本当にくるかなど色々不安になったり、新しいことが嫌で使わないでいるのだろう。

自分は今語学サービスを運営しているが、「語学力を高める」という目的に対しては最高級のレベルの価値を提供していると思う。

今まで一般的に語学をしようとしている人たちの受け皿となっているのは、以下のような語学サービスだろう。英語のサービスを具体例として書いているが、他の言語でも同じだ。

通学型のスクール(英語なら、Berlitz、NOVAなど)

オンライン語学(レアジョブ、DMMなど)

コーチング(ライザップイングリッシュ、プログリットなど)

達人系(Atsu英語など)

語学サービスの評価をする場合、どうすればいいだろうか?

このnoteで書いたことがあるが、独学する場合の問題を考えるとよい。独学すると、

1.目標設定と学習計画がわからない

2.誤った理解や習得をしてしまうかもしれない

3.学習中、わからないことが出てくる

4.モチベーションが保てない

という問題がある。

語学サービスはこれらのうちのどれかを解決していると考えるとよい。

そうすると先に挙げたサービスは全体的にあまりうまく対応できていない。コーチング系のものはもしかしたらうまく対応しているかもしれないが、1に対して何をしているのかは見えづらい。2,3,4に対しては価値を提供しているようだが。

アプリで簡単にゲーム感覚で学べるようなものは、長期的で体系的な学習計画になっていないから論外だ。やるなら、本格的な学習を念頭に始めるべきだ。

冒頭に書いた通り、人々は既にあるサービスに慣れてしまっている。語学サービスとはこういうものだという認識がある。一番大きな見落としは、語学はスポーツのようなもので、反復的に実際に使う(発音したり意味行為をする)トレーニングが中心になくてはならない、ということ。これをカリキュラムや学習計画の中心に入れることが重要だ。往々にして教科書の最後に練習問題がちょこっとあるだけが。

僕が作っているサービスは先の4つの問題に対して適切な解決策を提供している。つまり、語学で成果を出す上で価値があるサービスといえる。

既存の枠組みのサービスを提供すれば、お客さんは得やすいかもしれない。でも、それだとイノベーションでもなんでもない。

最初は理解を得づらいかもしれないが、成果が出るやり方で成功例を地道に作っていくしかない。語学のもともとの目的は“使える”ようになることだ。本当にそれで成果がでるなら、価値あるものと認識され人々の行動も変わるだろう。

ひいては、日本の多くの人が“使える”語学力を身につけ、異なる価値観を持つ人々とのコミュニケーションを楽しめるようになることに貢献したい。

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