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今こそ必要な「何でも見てやろう」の精神

今、アメリカには地球平面説を唱える団体があるようだ。

平面説とは、天動説よりも前段階でお盆に水を張ったような世界観。縁までいくと滝になって奈落の底に落ちるというようなイメージ。

平面説支持者からすれば、月面着陸は砂漠で撮影されたSF映画だ。

でも、こういう人たちにあなたはどのように反論できるだろうか?

飛行機が飛んでいるじゃないか、衛生やGPSが機能しているじゃないか、などそれらしいことはいえるが、自分の体験レベルにまで遡り説明できるだおるか。

現代において、われわれは、自分が体験したことのない沢山のことを「真実」として理解し生きている。宇宙飛行士でもないのに、地球が丸いと疑わないし、中国に行ったこともない人でも、飛行機に3時間くらいのれば中国という場所があると信じている。

われわれは、メディアや人づてに聞いたことから世界像を作り上げているのだ。テレビという権威あるメディアで得た情報は、真実だと信じる。

でも、実際はメディアに作られた幻想といえる。ある立場から、情報の受け手を想定して情報発信されているのだ。

今の時代、地球の裏側の個人の生活をブログや動画、画像で知ることができるし、実際にビデオ通話で情報を得ることもできる。でも、それらは突き詰めていくと、リアリティのないものだ。

この目でしっかりと見たものを基に自分の世界観を固め、行動することが地に足のついた「不安」の少ない生を送ることができると思う。少し飛躍があるので、ここは改めて書きたい。

ちなみに、この問題意識は小田 実さん(1932年- 2007年)の著書『何でも見てやろう』から来ている。

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