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有限化で道が拓ける

なんでもありにしては、行動できず、人生が終わってしまう。

自分は何でもできると思っていては、一歩が踏み出せない。

できないことや絶対やりたいことを、言語化し、選択肢を有限化すべき。

昔、哲学を大学院でやる前に、自分は、哲学なんてナンセンスだと思った。

小室直樹さんの本で、数学の公理というのは出発点の仮定に過ぎないということを知って、数学ほど絶対的なものも様々なエイヤの仮定で成り立っていることを理解した。

それからは、極力に、あらゆる言説を批判的に見てきた。

ハイデガーにしても、カントにしても、ヘーゲルにしても、前提が浅くないか?と思っていた。

理想は言語など使わない思考みたいなことだ、と中二病的に考えていた。

でも、それでは何も進まない。

そこで、われわれは、時間と空間のなかで生きているという世界観を鵜呑みにした。一般の人はそれが当たり前だと思うだろうが、私はそこまでラジカルに疑っていた(笑)

でも、そうすることで、カントやハイデガーの意義が理解でき、生産性のある議論が、他者とできるようになった。

有限化し、社会で行動することも重要なのである。

もちろん、なんでもありの考えで、根本的なイノベーションを狙うことも忘れてはいけな。

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