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宇宙ビジネスに本当にワクワクしますか?

これから宇宙に関する商品やサービスがどんどん生まれてくる。
つまり、宇宙ビジネス。

スケールの大きなことを目指したい人は、宇宙を目指す。

でも、なんとなく宇宙ビジネスやりたい!と考える人は、
その本質を捉えているか?

宇宙ビジネスといっても色々ある。

以下の本にどのような種類のビジネスがあるかがコンパクトにまとまっている。

目次は以下のような感じ。
第1章 人類、宇宙へと向かう~大国どうしの争いで宇宙開発が加速~
第2章 宇宙開発、新たなステージへ~洋の東西・官民を問わず~
第3章 宇宙ビジネスで、何が実現するの?~みんなの暮らしが大きく変わる~
第4章 宇宙ビジネスには、どんなプレーヤーがいるの?~大企業からスタートアップまで、続々参入~
第5章 日本⇔宇宙を結ぶ「宇宙港」。最高にイケてる街づくり!~地上の一大産業拠点、それが宇宙港~
第6章 宇宙旅行ビジネス、ついに本格稼働!~アフターコロナ時代のツーリズム~

自分が面白いと思ったのは以下の様な領域のビジネス。

  • 宇宙で実験タンパク質結晶

  • 新薬開発

  • 宇宙太陽光発電(無限エネルギー)

  • 衛星ビジネス

  • 宇宙経由の高速移動(東京→NYが30分くらい)

特に衛星ビジネスは面白い。このnoteでも紹介したことがあるが、世界中すべての場所を神の視点からの如く、かなり細かいところまで、あらゆる対象をリアルタイムで把握することができる(かもしれない)。これにより、農作物のシュミレーションとか、地球レベルでのメタバース構築など、いろいろな可能性が出てくる。

その他、

ふーむ、なるほど、そんなことができるのね、等と興味深く理解していった。

が、あまり、ワクワクしない。

なぜだろう?

というのも、結局宇宙ビジネスの本質は、より社会を安定させるための活動、である。

つまり、新薬開発やれば、がん治療とかに繋がるかもしれないし、宇宙太陽光発電は資源確保、衛星ビジネスもシュミレーション用のデータが取れる、という話。
たしかに、実現すれば、寿命が伸びたり、資源戦争から解放されるかもしれない。より社会は安定する。

それはとても良いことだ。

ただ、これ以上社会を安定させることに対して、我々は主観的に、本当に意義を見いだせるのだろうか?

宇宙ビジネスも結局は、より人間社会を安定させるとか、便利にするとか、そういうことが本質にある。

もうこれ以上便利になってどうするんだろう。

(まあ、宇宙からの景色を肉眼で見てみたい。ニオイや五感で感じるものがどんな感じなのか、というような好奇心はある)

**

ということで、私個人は、宇宙ビジネスも面白いと思うが、より「意識」や脳内などそっちのほうに興味がある。(ウロボロスのあれみたく、ミクロとマクロはどっかで繋がるのかもしれないが)

だが、もっと深い意味の宇宙は面白い。ビジネスを超えて、さらに太陽系を超えたり、宇宙の彼方の探求などにはワクワクしうる。エイリアンの存在も。
それらは、まだ真の意味で「想像もつかない」から、今のありきたりなものであふれる社会や我々の人生を一変させる何かがあるかもしれない。


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