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妊娠してから知ったこと・起こったこと

先週から臨月に入り、今週でいつ生まれても良いという正期産に入った。
妊娠が分かってから9ヶ月間、知らなかったことだらけだったので書き留めておきたいと思う。改めて思うけど、妊娠してから起こることはもっと事前に教えてもらうべきだしみんな知らされておくべきだと思う。過ぎ去ると当時感じたことも忘れそうだから、日記みたいになっちゃうけど備忘録として残しておく。

<妊娠2ヶ月> 精神的に不安な日々
妊娠が分かったのが2ヶ月に入ったところ、5週目の頃だった。何となくいつもと違う身体のだるさ、気持ち悪さがあって「もしかして」と思いお酒は少なめにしていた。まさか、と思いながら検査薬を使うと陽性。タイ移住を考えていたので最初は嬉しいけどびっくりという気持ち。
何も分からないまま、とりあえず色々検索しアプリをダウンロード。日本帰ってから病院に行き確認。妊娠が正式に分かった時はやっぱり嬉しかった。ここから不安な毎日が始まる。
心拍が確認できる確か8週目頃までは安心できないとかで、それまで毎日不安だった。特に海外出張を控えていて職場の上司に言わなければいけなかったのが5週目だったから、万が一のことがあったらどうしようと毎日思っていたのを覚えている。無事心拍が確認できた時は安心した。けどここでようやく一安心で、出血があったりして切迫流産気味と言われ、不安な日々は続く。
この頃は安定期なんてまだまだ先、そんな時期いつ来るんだろうと、外から見ても何も変わらない身体で不安になっていた。つわりは食べづわりでそんな酷くなかった方だけど、精神的にめちゃくちゃ不安定。大好きなお酒は急に飲めなくなるし、海外行けなくなるし、妊娠はめでたいことだから不安は周りに吐きづらいしで、とにかく毎日ストレスフルだったことは強く覚えてる。自分が世界の中心だというように周りの人が普通にしてるだけで配慮ないなってイライラしたりしてたな。妊婦検診が1ヶ月に1回とかで、毎回それを心待ちにしてた。
あとこの頃から左耳が毎日詰まってて会話しづらかった。これは妊娠期間中ずっと続くことになる。トイレ行くのも怖かったのを覚えている。

<妊娠3ヶ月〜4ヶ月> ひらすら不安な日々
そんな精神的に不安定な日々は毎日続く。1週間がとても長かった。切迫流産気味で、病院に何の説明もないままお尻に初めて注射打たれて、看護師さん聞いても何の注射か分かってなくて、待合室には妊婦さんもいなかったから、この頃に有名な産婦人科に変えた。この時期、行く予定だったヨーロッパ出張と、旦那の海外出張、妹の海外旅行が重なって、海外好きな私としてはうらやましくてたまらなかった気がする。イライラを抑える為にネイルサロン行ったり映画1人で見に行ったりしてた笑 そんなモヤモヤ期が4ヶ月まで続く。お酒を急に飲まなくなったからすぐ周りには妊娠がバレたけど、職場以外にも妊娠してるって言い始めた時期。
そういえば仕事した後は少し歩くだけでもきつくて、徒歩10分の距離を毎日タクシー乗ったりしてた。あとこの頃くらいに旦那と結構大きな喧嘩をした気がする。毎日イライラして当たりがちだった。毎日生理前の精神状態みたいって言われてたな。。

<妊娠5ヶ月> やっと安定期、謎の発疹と初めての胎動
ようやく安定期突入!すごく嬉しかったのを覚えてる。妊娠してから知ったけど、「何週の壁」みたいなのが何度もあって、その週を超えるまで毎回不安になってた。胎動もまだないから、普通にしてると自分でも赤ちゃんが元気か分からず、少し無理をして動くだけでいちいち不安になってたな。あととにかくお酒が飲みたい、寿司が食べたいってなってた。寿司は我慢できず食べてたけど食べた後不安になったり。お酒もノンアルコールワインっていう0.05%アルコールが入ってるのを飲んでめちゃくちゃ不安になってネット検索しまくったり。
ちょうど5ヶ月目に入った頃、謎の発疹が顔にできて、それがどんどん鼻から目の周りに広がって悲惨な状況になってた。薬を塗っても治らず、膿が出て荒れまくってマスクをしないと外に出れないほど。原因は謎で、数週間は治らなくて苦労した。
安定期に入ると戌の日に神社にお参りに行くってのがあって、親から腹帯もらって一緒にお参りに行った。ずっと待ってた安定期にようやく入ったんだなと嬉しかった。
この頃、仕事で外部の人たちとイベントと飲み会があって、元々飲み会好きな私は途中で帰るべきなのについつい深夜までいてしまい帰りが遅くなったことがあった。この時は相当後悔した。赤ちゃんに何かあったらどうしようと不安になった。自分のことばっか考えててごめんってすごく反省した。幸い何事もなかったけど、本当に今後は赤ちゃんのことを一番に考えて動いていこうって思った。
あと、この頃初めて「胎動かな?」っていう感覚があった。お腹の中がピクッと空気が動く感じ。最初は胃が活発になっているのかと思ったけど胎動だった。可愛いなって感動してすぐ旦那に報告したのを覚えてる。

<妊娠6ヶ月> 食欲旺盛、性別判明
安定期がきて、つわりも落ち着いて、食欲が半端なかった。ポテトがやたらと食べたくなり毎回家帰る途中で食べたり、コストコのポテチやチーズケーキを毎日食べたり。。お酒と旅行を我慢してる分食は我慢できんでしょって言って食べまくってた。
この頃からコロナが流行りだしてたけど、マタニティ旅行は何としてでも行きたいということで、近場に旅行に行った。食べたいもの食べまくった。元々居酒屋料理が好きだけど、タバコがやたらと気になっていたなぁ。妊娠していかに喫煙者がお店や路上に多いか気づく。
長時間歩くのはかなりしんどかったから、ディズニーに行きたいとか言ってたけどとんでもないなと後で思った。
性別がこの頃判明する。妊婦検診で突然言われびっくり。予想してた性別だったから嬉しかった。ちょうど旦那が検診について来てくれた時。どんな子が生まれるんだろうとドキドキ。この後はコロナの影響で旦那は病院に付き添えなくなったから、1回でも一緒に受けれてて良かった。

<妊娠7ヶ月> 産休調整、コロナの影響
この頃くらいから、産休育休の調整に入った。職場の上司が未婚男性で、なかなか理解してくれない人で、これってマタハラでは?!って発言色々された。頼ってもらえるのは嬉しいけど、それってあまりにも仕事のこと、自分の立場のこと優先しすぎじゃない?って発言ばっか強くされた。言われたこと時系列にメモして周りの人に助けてもらったりしてたな。やっぱ理解ない人はとことん理解ないんだなと思った。嫌なことだったからもうあんま覚えてない。
胎動ははっきり分かるようになって、毎日感じれて嬉しい。日によっては気づきにくかったりもして、それもいちいち不安になる。
あともう一回近場に旅行に行こうってことで急遽予約して行ったのもこの時期。コロナが怖かったけど、気をつけまくって行った。楽しかった。
この時期に、もっと食べたいもの食べに外食しまくってたら良かった。行きたいお店たくさんあったのに、コロナの影響でこのあとは全然外食できなくなる。

<妊娠8ヶ月> さらに受けるコロナの影響
確か、妊婦検診の頻度がこの頃から増えた気が。2週間に1回で、安心し始めた頃。けど結構住んでるエリアでもコロナが流行りだして、ほんと毎回バスや電車に乗るのが怖かった。マスクしてても近くに人がいるだけで怖い。エスカレーターとか、みんな乗り終わるの待って最後尾で間開けて乗ってた。当たり前に通勤してる人たちが信じられなかった。リモートにはいつまでもならず、妊婦だからって心配される訳でもなく、ほんと自分の身は自分で守らないとなと強く思った。前々から予約してた高級寿司屋もやむなくキャンセル。行きたいお店、全然行けなかった。。けどお家で良い肉焼いて、普段作らない料理作って、旦那と楽しく過ごせて良かった。
マタニティフォトを撮りに行こうって言ってたけど、それも撮れなくなり、家で急遽カメラを旦那がセットしてくれて2人で撮った。それも楽しかった。
この頃引越しをした。妊娠後期に引越しはきついと思ってたけど、それより引越し業者と触れ合うことがコロナの影響で怖かった。運んでもらったもの、ぜーんぶ消毒作業して普段より気をつけた。
職場は結局、微熱で数日休んだらさらに上の上司が気を使って休みを早めてくれた。多分休まなかったら予定通りだったと思うと怖い。電車乗るときもこのコロナの時期になんで妊婦がって顔で結構周りの人に見られてた。元々ギリギリにされそうだった産休入りは、コロナの影響で予定してた仕事も全部なくなり早められたのはそのおかげもあった。送別会は予定してたけど全部なくなってしまい残念だけど仕方なし。私が休みに入った数日後に全員強制リモートワークになったことを聞き、それなら早くリモートにすりゃ良かったのにと思った。笑

<妊娠9ヶ月>里帰り
コロナの影響で、里帰りしてから2週間自宅安静を病院に命じられた。立会い&面会ができなくなったことも聞き、すごくショックだった。けど仕方ない。早めに里帰りをし、のんびり本を読んだり料理をしたり名前を考えたりする日々。検診も頻度が増えたから安心。このまま順調に育つことを願うばかり。自粛で外出できなくなったけど、元々妊婦は外あんま自由に動き回れないし、居酒屋行けないし、友達とは普段テレビ電話しない人たちともするようになったし、まぁいいかなと私は思ってる。

<妊娠10ヶ月>臨月でドキドキ
そして今。いつ生まれても良い時期に入り毎日ドキドキ。腰痛、足の付け根の痛み、肋骨痛、腹痛、なんか色々あるけど順調に進んでる。経験したことのない死ぬほど痛い痛みをいつ来るかわからず待ってる日々ってすごいなと思う。振り返ると長かったようなあっという間だったような妊娠期間。けど本当、最初の数ヶ月の不安定さは半端なかった。ここまで来れたことに感謝。赤ちゃんがお腹の中から出てくるのは、とても嬉しいと同時に胎動が感じられなくなるのは少し寂しいような。自分の体が自分の体だけになっちゃうんだな。。
無事元気に出て来てくれることを願うのみ。

改めて感じること
・妊婦さん、お母さんってすごい
妊娠するまで知らなかったことが多すぎる。こんな精神的、肉体的にも大変なことが色々起こってたなんて知らなかった。妊娠ってめでたいことだから、みんなきついことを言いづらいのかもしれないけど、もっと発信して良いと思うし、それがこれから妊娠する人の為になると思う。赤ちゃんが自分の元に来てくれるのはとても幸せで嬉しいこと。けど大変なことも言っていいのではないかと思う。欲しくてもできない友達もいるから簡単には言えないっていうのはすごくあるけど。

・妊婦への配慮は日本は足りないと思う
コロナが流行る前から電車とか乗って思ってた。海外ならすぐ女性や妊婦に席を譲ってくれるけど私が住んでるところのサラリーマンは平然と優先席に座って全然譲ってくれなかった。譲りづらい文化があるのかもしれないけど、弱者に対して自己責任的な感覚がある気がする。自分から助けを求めないと助けてもらえない。自分の身は自分で守るしかない、ってのをすごく感じた。妊婦に対するコロナ対策や配慮はとても遅かったし、テレビで言われることもすごく遅かった。海外の人に言ったらびっくりするだろうな。

・子育てへの未知感すごい
妊娠に関してもだけど、子育てについても何も知らないから身近に子育てしてる人がいないと未知すぎる。本当に生まれてからどんな風になるかが分からない。親や友達に聞いて自分でなんとかやってくんだろうけど、核家族になってる今、昔とは違って支援者が周囲にいないのは大変。だからマタニティブルーが起こるんだろう。保育園のこととかも分からなすぎる。。調べていかないと。

海外での妊娠や子育ても経験してみたいな。子どもが大切にされる、妊婦が大切にされる国になってほしいと本当思う。

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