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読書日記(一冊でまるわかり 暗号通貨 2016~2017)

本日は「一冊でまるわかり 暗号通貨 2016~2017」をご紹介します。少し古い本なのですが、著者の他の本を複数読み、どれも分かりやすい内容と思いましたので本書も読んでみました。

暗号資産は数多くの種類があり、その数は3000以上とも言われています。

その中で日本の取引所で売買できるのは10〜20種類くらいなのですが、それでも違いが分からずどれを買ったらいいか、全く分かりませんでした。

内容を詳しく書くと暗号化形式の違い等逆に複雑になってしまいますので、主な特徴をまとめてみました。

■ビットコイン(BTC)


暗号資産の代表格で、最も有名な暗号資産と言っても過言ではないと思います。

最近はエルサルバドルが法定通貨に採用したり、次期ニューヨーク市長が報酬をビットコインで受け取ることを表明したり、すっかり市民権を得て暗号資産代表の地位を確固たるものにしています。

時価総額も2位のイーサリウムの5倍ほどの堂々の1位。

日本ではまだ怪しい金融商品と思っている人が多いですが、3〜5年くらいかけて徐々に浸透していくと思っています。

■イーサリアム(ETH)


ビットコインに次いで有名なのがイーサリアムだと思います。

イーサリアムは正確にはプロジェクトの名前で、通貨としては「イーサ」が用いられています。ただ便宜上イーサリアムの方が話がしやすいので、ここではイーサリアムと表記します。

イーサリアムは「スマートコントラクト」と呼ばれる、プログラムを自動で実行できる仕組みを有しています。

自動販売機に例えられるのですが、特定の条件(Aさんが◯◯ETHをBさんに送金した時、商品が受け取れる等)を満たした時に契約を実行する、と定めることができます。

このことから、単に通貨としての機能を有すビットコインよりも応用例が広いです。

2021年の流行語大賞にもノミネートされましたが、「NFT(唯一無二のデジタルデータ)」の取引にもイーサリアムが多く使われています。

時価総額はビットコインに次ぐ2位

■リップル(XRP)


リップルも聞いたことがある方いらっしゃるかもしれません。与沢翼さんがリップルで大勝ちしたニュースもありました。

リップルは銀行間の送金業務に用いられており、取引手数料が安い、承認時間が即時、というメリットがあります。

承認時間はブロックチェーンの信頼性を担保する上で必要な時間なのですが、それが即時という大きな利点があります。

ちなみにビットコインの承認時間は10分、イーサリアムは15秒です。

また、ビットコインやイーサリアムが特定の管理団体を持たない非中央集権型の運用であるのに対し、リップルはリップル社が管理する中央集権型の暗号資産となっています。

時価総額は7位。

■ファクトム(FCT)


ファクトムは分散型の文書管理プラットフォームです。文書や契約書等の電子データの記録や管理を第三者の存在なしに証明することができます

例えば役所の手続きで色々な書類を記入する必要がありますが、ファクトムを利用すればその手間やコストを削減することができます。現在だとコロナ対策にもなって良いですよね。

時価総額は11位以下。

■今後の投資に向けて

暗号資産は勉強したばかりでまだまだ知らないことが多いです。しかも変化のスピードが早い分野なので情報収集を怠らないことが重要になってきます。

投資はビットコインとイーサリアムの積み立て投資を主軸にしていますが(少額で他のコインも購入しています)、さらに勉強して投資対象の幅を広げていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

■時価総額ソース



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