見出し画像

読書感想文1■『禅僧が教える心がラクになる生き方』南直哉著

読書感想文はじめました。考えたこと・思ったことを記録しておきたくて。

最近、改めて仏教に興味が湧いてきてYoutubeやネットの海を彷徨っていたところ、南直哉さんを知りました。

南直哉さんを簡単にご紹介

・百貨店勤務後、永平寺で20年修行されていた。
・現在は恐山の院代(住職代理)をされている。
・子供の頃喘息を患っていた(それが生死や自己に対する意識へ)。
・かなりドラスティックな論理展開をされる方。

自分との共通点が

南さんの経歴を構成するキーワードが、自分との共通点を感じられたことも興味のきっかけとなりました。
・私も子供の頃から喘息です。
 (ただし、生死への興味は芽生えなかった)
・恐山を訪れたことがある。
 (妹との家族旅行。念願の恐山を訪問できて感無量だった)
・永平寺を訪れたことがある。
 (全国高文祭に出場する際の附属旅行。大本山に足を踏み入れられて嬉しかった!)
・自分でシンプルに納得できる考えが好み。
 (複雑なことや回りくどいことが苦手です)

ふんわり優しい世界から「現実を淡々と直視する」へ

昨今の宗教・スピリチュアル・心理学の世界ではふんわり優しい感じが流行しているようだと見ています。厳しくしたり、常識人たるもの○○〜みたいな方法では人が言うことを聞かなくなってきたから、ついに人が渇望している承認欲求を刺激する方法に移行してきたな、と(怖〜い言い方w)。

「あなたが生まれたことには意味がある」「あなたは価値のある存在です」良い言葉だと思うし、そういう面もあるのだと思うけれど、一方的に本や動画で言われて受け止められるほど素直な自分でも無く。「これこれこういう理由だから、こうなのです」と理解したいのです。
(その点、占星術は納得できて面白いです)

著書の中では厳しい表現も多く出てきます。

自分自身で判断できるのは「些事」だけ

すぐに「答え」出そうとしない

「自分が、自分が」と考えない


自己の疑問から生じた僧侶としての人生と、そこから出てきた言葉は納得感がありました。

この多様でカオスな社会で生活していくなら、自分で感じて考えて行動することが改めて大事だと。
自分の性格に合わせてカスタムしていく必要があると思うのです。
この自分に合うかどうかを確認しながら行動し、調整しながら運転していくことが大切で、これが無いと「○○は嘘だ」「○○は効かない」と評価されてしまうのかなと思います。

2021年6月、これからどうするか

ここから自分がすることは、考え方の近い人の論をなぞりながら、他の考えにも触れつつ、自分が物事をどのように解釈するかをオーダーメイドしていくことなのだと思います。
まずは積読本をやっつけて、これはお伝えしたいものだ〜と思ったものを記録していけたらなと思います。

オーダーメイドは一生かかりそうな雰囲気がですが、
どうぞお付き合いください。


この記事が参加している募集

#読書感想文

188,766件

ありがとうございます!いただいたサポートは、記事のための資料収集と写真撮影の費用に活用させていただきます。