日々の出来事9○お水取りの不思議の魅力
2021年6月26日にNHK BSさんで
「千三百年祈り続ける 〜お水取り・東大寺修二会〜」
という番組がありました。
自宅には録画設備が無いので(録画したとて観る余裕もない)、実家にお願いして録画してもらい、帰省の際に鑑賞させてもらうことにしました。
今年5月に帰省したに母に指摘され思い出し、見たところ面白くて面白くて。
最近はTVを観ない方も増えているので、ここでご紹介しようかと。
中国の古代寺院から見つかった経典には、お水取りに類似した儀式が行われていた記録があったとか。それが現代まで1270年も続いていることの衝撃!
そして、「練行衆」として集まった僧侶の皆さんの見るからに優秀そうなところも素晴らしく、時代時代で選ばれた僧侶の方々が繋いできた法会なのだなと思うと憧れを感じます。
お水取りを始めたのは、実忠という奈良時代の僧侶だそうです。
笠置山で修行中に竜穴から天界(異次元)に行った時に、
天人たちがお水取りの儀式をして、悔過(罪や過ちを悔い改めること)の行をするのを見て下界でも行いたい思い始めたとのこと。
お水取りで走って行うのは、天界の1日は下界の4百年あたりに到底追いつかないと言われたことから、走って行うそうです(面白い〜)。
その実忠は、あるお水取りの行の途中、
二月堂内陣の須弥壇の下に消えてしまったそうです。
実忠は天界に行ってしまったのでしょうか。
天界でお水取りの行を続けているのでしょうか・・・
本当に貴重な映像だったな〜と今でも感慨深く思い出すのですが、
なんとDVDが。買おうかしら。
ちなみに宗教関係の映像記録が好きでこんなものも持ってます。
修道士のおじいさんたちが、
寺院近くの雪山でそり遊びする様子がなんとも良く・・
ありがとうございます!いただいたサポートは、記事のための資料収集と写真撮影の費用に活用させていただきます。