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課題達成への道3●私の発信は具が無かったというお話
とある技術士という国家資格を受験してみるかということで、
重い腰を上げ、先日申込書を提出しました。
この資格を持つと、プロポーザルで有利になったり、エンジニアとして信頼度が上がるなど、マリオが一回り大きくなったり、ウサ耳が着くイメージです(スターでは無い)。
申込書の内容は、卒業校等の経歴と業務の概要、役割・立場、技術的課題とその解決に関する小論文。
筆記試験後の面接で、この小論文について聞かれることからしっかり練って書くことが求められます。
エンジニアの方は、ステップアップのために転職を重ねることも少なくなくありませn。これまでの経歴の中からどの会社での経歴を小論文のネタとして採用するか、がなかなか悩みどころのようです。
私の場合は、大学院を修了してから現在の会社に勤め続けており、小論文のネタとしてピックアップする業務を選ぶ悩みが無くて楽だなあ、と申込書を書いておりました。
デジタルご近所の皆さまには、私が庭園の設計をしていること、度々出張に出向いていることはうっすら公言していたので、何をしているかは伝わっていたことと思いますが、
申込書を見る面接官は第三者。フラットな視点で改めて自分の仕事を振り返ってみますと・・・
業務では文化財を専門とする建設コンサルタントとして、
国指定史跡名勝の計画及び設計と現場での技術指導を行っている。
具体例として、岩手県平泉町の特別史跡・・・(以下略)
…
文化財の中のさらに庭園というニッチな分野の専門家として、
社会に文化や価値を発信していく必要がある人にしか思えない・・・
そんなことを今回の申し込みで思い知らされました。
実は、大学ではランドスケープデザイン、大学院でも設計を学びつつ、
青森県の大石武学流庭園を題材に研究をさせていただきました。
決まった時間にお勤めする人と比べたら、仕事に掛ける時間も長く、
満足かどうかは別として、仕事が自分の生きざまに近い生活をしてきました。
いままで発信の中で、ちょろっと庭園の写真やコメントを出していたものの、読書感想文やら良かったものの紹介、出来事の紹介など、殆どその他の内容で構成されており、
まるで、メインディッシュの無い副菜ばかりではないか・・・
それはなぜか。
理由として以下のブロックがあったのです。
・仕事の話を出したら、会社やお客さんから怒られるのではないか。
・有名になったとして、その分野においての責任を負うのが怖い。
・特殊な仕事について食いつかれるのがめんどくさい。
仕事については、既に完了している部分なら記事にも書けますし、
責任感を感じなくても外に出ていいじゃない、
食いつかれるのが面倒ならコンテンツを準備しておいて読んでもらえばいいじゃない、
と思える心境になりました。
事実、珍しい仕事のため、日本で30代女性でこの仕事をしている人は私だけかもしれません(人生の先輩方でされている方はいますが、若い人の話は来たことがなく。建築の方は多いですが)。
仕事が辛くて方方に相談した時期は、「辞めてもいいじゃん」と言われても踏みとどまったのは、上記のような理由があったからでした。
私のこのような思考には占星術的な理由もありまして。
yujiさんのブログによると、12ハウスに月がある人は神秘主義者。自分のプライベートは表に出したくない暗示、自分のことはあまり晒したくないという話があり。
私にとっては、プライベートよりも本職をネットの世界に出していくことに抵抗があったみたいです。
自分の肉まんの肉の部分を晒したくなく、外側の皮だけを読書感想文などでせっせと表現していたのでした。
それも私の一部ですが、あくまでも末端の一部でコアではなく。
仕事を生活のためだけと捉えていない以上、
そのコアを世に出していく必要があるなと思いました。
これからは立派な肉まんとして発信してまいります。
まずは夏の試験に向けてお勉強を頑張りつつ、
次回からは具体的なお仕事の話をしていきたいと思います!
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