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第1回_U30九州若手勉強会

第1回勉強会「コミュニティとは?」

記念すべき第1回目はPeatix Inc.CMOの藤田さんをゲスト講師にお招きし、「コミュニティとは?」についての勉強会を実施しました!
(U30九州若手勉強会についてはこちらからチェック!)

藤田さんのプロフィール

慶應義塾大学卒業後、株式会社インテリジェンス(現 パーソルキャリア株式会社)で営業を担当後、2003年アマゾンジャパン株式会社(現 アマゾンジャパン合同会社)に入社。最年少マネージャー(当時)として、マーケットプレイス事業の営業統括を経て、Peatixの前身となるOrinoco株式会社を創業。国内コミュニティマネージャーチームを統括したのち、営業、マーケティング統括を兼務。2019年6月 CMO(Chief Marketing Officer)に就任した。
著書『ファンをはぐくみ事業を成長させる 「コミュニティ」づくりの教科書』

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勉強会について

今回の「コミュニティとは?」の勉強会は前半を藤田さんからの講義、後半を質疑応答形式のディスカッションという構成で行いました。以下は今回の勉強会の概要や、ヤスコが考える重要ポイントのまとめとなっています!

フラットなコミュニティの目的

藤田さん曰く、コミュニティは大きく分けて2つの種類があるとのことです。1つめは参加者が受動的に情報等を受け取る「一方向的なコミュニティ」。2つめは今回の勉強会のスコープである参加者とクライアント(コミュニティ運営者)の両者が能動的に活動する「フラットなコミュニティ」。コミュニティ施策をする上で重要なのは「フラットなコミュニティ」であると考えています。
最近では企業がコミュニティ施策を実施するケースが増えていますが、企業のコミュニティ施策実施には以下の3つの目的があります。
①参加者とクライアント同士のつながり
②参加者とクライアント同士ナレッジのシェア
③サービスのロイヤリティを高める

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※マーケティング施策の1つに「コミュニティマーケティング」があると思いますが、藤田さん曰く、先に挙げた「一方向的なマーケティング(参加者が受動的な状態になっている)」に走ってしまうと上手くいかない可能性が高くなってしまうとのことです。

コミュニティに欠かせない「心理的安全性」

コミュニティづくりにおいて欠かせないポイントがコミュニティメンバーの「心理的安全性」です。なお今回の勉強会ではダニエル・キムの「成功循環モデル」を紹介していただきました。成功循環モデルとは、組織の関係の質を高めるためのサイクルのことで、目指すべきは以下で紹介する「グットサイクル」です。
【グットサイクル】
①関係の質を高める
②思考の質を高める
③行動の質を高める
④結果の質を高める(また①に戻る)
グットサイクルもあれば、バットサイクルも存在します。バットサイクルは上記の「結果の質」から始まってしまうサイクルのことです。④→①→②→③というように、はじめから「結果」を求めてしまうと、組織における関係の質は低下していってしまいます。グットサイクルを回すためには時間がかかってしまいますが、まずはこコミュニティメンバーの「関係の質」を高めることに注力していきましょう。

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コミュニティづくりの6ステップ

コミュニティづくりにおいては以下図の6つのステップを意識しましょう!

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コミュニティ継続の5つのポイント

コミュニティは「できた後」の施策も大事です。
このnoteを読んでいる方の中にも「コミュニティは作ってみたけど、継続しなかった...」という経験をされた方がいるのではないのでしょうか?
コミュニティの継続においては以下の5つのポイントを意識してみてください!

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質疑応答(一部抜粋)

■参加者A「コミュニティができあがってくると、どうしても”新人”を参加させることが難しくなってくるように感じます。何かいい方法はないでしょうか?」
■藤田さん「外部のコミュニティと組んでみるのは一つの方法です。共同でイベントを実施してみるなどはいかがでしょうか?」

■参加者B「肌感覚ですが、学生などの層はfacebookを使っていない傾向にあると思います。facebook以外にイベントの告知で有効な方法はあるのでしょうか?」
■藤田さん「グローバルな傾向として、若い方へのイベントの告知がInstagramに向かっているように感じています。一方で、告知方法の移り変わりは激しいので、常に今のトレンドをチェックしておく必要があると思います。」

最後に

今回は藤田さんをお招きし、「コミュニティとは?」についてを勉強しました。上記の「フラットなコミュニティ」や「コミュニティ継続のポイント」の他にも、「コミュニティマネージャーの役割」や「愛されるためのコミュニティにするには」等のトピックでもお話していただき、非常に中身の濃い時間をご提供してくれました。
なおこのnoteでは紹介しきれなかった内容がいくつもあるので、詳細については藤田さんの『ファンをはぐくみ事業を成長させる 「コミュニティ」づくりの教科書』を読んで、ぜひ確認されてください!
また勉強会自体は社会人から学生まで約20人が参加をし、最後の質疑応答タイムでも、活発なディスカッションが行われていました。

今後も様々なトピックで勉強会を開催していきますので、興味のある方はnoteへのコメント欄や「 u29.kyushu.study@gmail.com 」までご連絡ください!

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