建物と緑と公園施設を楽しもう
旅の目的は主に建物に訪れることであったが、旅を
するほどに目的地は広がり、今では自然が広がる風景
や緑あふれる公園などを歩くのも楽しみのひとつに。
中でも公園で、しばしば見かけるようになったカフェ
やレストラン。自然を感じながら、カフェから緑を、
建物と緑の関係を眺め、それらが一体となったランド
スケープデザインを楽しむのも旅の目的にもなった。
カフェやレストランが設けられる公園には2017年の
都市公園法の改正で、Park PFI(公募設置管理制度)
が活用されるようになった。公園の整備において民間
のノウハウにより、魅力ある公園施設が増加している。
そして、そこでの収益は公園の整備などに充てられる。
日本で初めてPark PFIを活用したのは北九州市にある
勝山公園。2018年の7月に公園内にコメダ珈琲店が
オープンして、紫川を一望できるテラス席やベンチが
整備された。小倉の街歩きにて公園の風景を楽しんだ。
安満遺跡公園の中に設置されるカフェやレストランも
そして、今回訪れた安満遺跡公園にもPark PFIが活用
されている。以前にその敷地にあった京都大学農場は、
URが開発を進める関西文化学術研究都市(学研都市)
へ移転し、高槻市は跡地を遺跡公園に活用することに。
安満遺跡公園は「市民とともに育てつづける公園」を
コンセプトに、市民が自らやってみたいプログラムや
イベントを開催するなど「市民力」や「民間活力」を
生かした新しい公園づくりを進められているという。
また弥生時代の安満遺跡を保存・継承するとともに、
災害時には広域避難地として防災機能が備えられる。
公園事務所や市民活動の拠点のパークセンターには
ポーネルンドのプレイヴィル。公園の隣の子育て支援
施設と併せ市域の子育て支援の拠点にもなっている。
広がるパークPFI。福岡市では続々と公園が整備されて
福岡の風景を懐かしみつつ、いつかまた訪れよう
福岡で整備される3つの公園のデザインも楽しんで
博多駅近くの明治公園は藤本壮介氏によるデザイン
東平尾公園も楽しい公園となりそうだ
Park PFIが活用された都市公園は、2021年末の時点
で全国64自治体で102カ所にのぼる。今までに訪れた
公園や施設も、その中に含まれているものものある。
福岡で過ごした2年半。大濠公園はお気に入りの場所
公園に面して2029年に開館予定の美術館も楽しみだ
天神中央公園の中にもカフェやレストラン
福岡に住み始めた頃に訪れたパン屋さんのストック
福岡の海の中道海浜公園は、宿泊ができる公園に
そして関西に戻ってきても旅を続けている。カフェや
レストランが設置された公園で、緑や建物のデザイン
を楽しんで。Park PFIを活用し整備された都市公園や、
これから整備が予定される場所にも、また訪れよう。
千里南公園には、カフェレストランのバードツリー
吹田市には江坂公園に桃山公園。公園をたどる旅へ
難波宮跡公園の北部ブロックは2025年春開業予定に
実家のある四日市。また生まれ変わった中央緑地へ
いつか気になっている富山の富岩運河環水公園にも
福岡から関西に戻り、旅を続けている。京都から北摂、
また次の場所へ。ひとまず関西からで、たまには実家の
ある三重県の四日市へ。旅をして、旅を振り返るほどに
訪れたい場所が増えていく。また時間を作って少しは
遠出も。富山の富岩運河環水公園は訪れたい所の一つ。
旅の中で出会う風景、建物、アートが、いつかどこが
でつながり旅は縦横に折り重なっていく。その中での
気づきを楽しみながら、つきることのない旅への思い。
ここはあせらず、ひとつひとつの旅を楽しんでいこう。
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