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散りばめられた幾何学図形を楽しんで

久しぶりの旅を楽しんでいる。旅といっても博多から
の日帰りの小旅行。いつもは折りたたみ自転車を電車
にのせての旅も、今回は徒歩の旅。松並木を通り抜け、
その先に建つ、建築家の設計によるホテルを目指す。

ホテルクラウンパレス北九州。複雑な構成に目をみはる
突き出された袖壁。様々な図形が散りばめられる
家型が連続する空間も

家の形をみつけるとついみいってしまう

家型の五角形は奥までずっとつながって
側面にもあらわれる。不思議な形と空間に
壁や開口部の隙間から
いろんな角度から楽しみたくなる
小段がまわされて立体感を帯びる壁
高さの違う開口などを持つ壁は景色に変化を与え
複雑な空間を構成している
動きをつけられた壁に沿ってアプローチを進み
散りばめられたいろんな図形を楽しむ

設計は建築家の池原義郎氏。唐戸市場も氏の設計だ

1989年に開業した当時の名は北九州プリンスホテル
図形が組み合わされたようなガラス張りチャペル
芝生と空に囲まれた美しい空間だ
ガラスは風景を連続させ、空間に広がりをもたせる
五角形の頂部は三角形。おもしろい壁のデザイン
建物にある三角や四角の図形を楽しんで

建物に限らず、まるさんかくしかくはいつも気になる

ちょっとしたすき間も楽しい壁のデザイン
ぐるりと回って正面側へ
やはり壁のデザインが気になる
建物の外壁は四角形が複層する直線的なデザイン
車寄せのデザインはふわりと柔らかく対照的
ホテルの内部からも見通せるチャペルの建つ外部空間
吹き抜けに広がる空間や
 きらめくオブジェの向うに見えるチャペル
床に広がる幾何学模様
フォントもロゴもよい感じ
散りばめられたいろんなデザインを楽しんだ
さて次の目的地へ。今日はのんびり歩いて回る旅

ホテルクラウンパレス北九州。建築時からその名前は
変わっても、そこに込められた建築の意図は受け継が
れている。様々な線が組合わさって図形となり、立体
となり建物を構成していく。線が増えれば増えるほど、
手間のかかる建物となる。建築家の思いとこだわりを
まとう建物。そこに託された思いは、またいつか誰かに
届くかもしれない。建物にこめられた思いを楽しもう。



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