マガジンのカバー画像

アートはよくわからない、それも含めて楽しい

60
わからなくたっていい。何か違いを感じることができるなら。日常から離れて、日常を見つめ直すきっかけを探しに、今日もアートに会いに行こう
運営しているクリエイター

2022年7月の記事一覧

緊張と緩和にみる美しく楽しい水墨画の世界

水墨画の世界をまだほとんど知らない。今まで美術館 や博物館での大作も含め、幾度と水墨画をみてきたが、 なんとなく作品を眺めているだけである。他の美術も 同じようなことだが、水墨画ではなおのことである。 ※二階堂美術館ホームページ参照 昨年のことになるが、大分の二階堂美術館で水墨画を 鑑賞した。水墨画の線の濃淡により表現される風景に 見入ったのを思い出す。力強く描かれる線と、柔らかな 消え入るような淡い線で、豊かな世界が展開される。 線は、僕を描く。その本のタイトルや表紙

街の数字も集めてみるとおもしろい

街にはいろんな風景があり、建物やデザインがある。 特に街角や公園にたたずむオブジェに惹かれている。 中にはデザインされた数字の看板やサインもある。 街にあるいろんなもの。数字も集めてみると面白い。 数字の8が見つからないと思いつつ、歩いていると ゆっくりと回転している街角にあるオブジェが8に 見えてきた。というわけで、むりやり数字ということ にして、ひとまず0〜9まで。10から先の数は、また いつの日にか。となるとアルファベットやひらがなも 集めたくなる。街や旅先でのサイン

猫とのであいは楽しいものだ

旅先で日常で、いろんな猫とのであいを楽しんでいる。 街角の彫刻や、美術館のアートな佇まいの猫、また、 店で見かけたり、お酒のラベルになっていたりもする。 中之島美術館に設置されたSHIP’S CAT(Muse)は ヤノベ氏の作品で胸にサモトラケのニケを思わせる 紋章も。美術館の守り神との思いが込められている。 いろんな所で出会う猫たちに目が留まる。その表情や 佇まいなど、見る度についつい写真におさめたくなる。 いろんな表情の猫。ドラえもんは別としても、オブジェ やアート

受け継がれる祈りのかたち

気持ちのよい青空の下、今日一日への期待も高まって くる。アネックス1の木に囲まれた空間を満喫できた。 次は九州芸文館を楽しもう。まずは周囲を歩いてみる。 目に入ってくるのは大きな馬。石馬という作品である。 九州芸文館のある福岡県の八女地帯の無数の古墳群 では石人、石馬と呼ばれる古代の彫像が出土している。 中村信喬氏による巨大な「石馬」は、今まさに地中から 現れたかのような迫力と臨場感がある。地域の子供達 に自分の育った場所の歴史や文化を誇りにしてほしい との思いで制作され

鹿との出会いに幸運を感じて

奈良の春日大社の神様が、白い鹿にお乗りなって来ら れた伝説から、白鹿は『神様の使い』と言われている という。また鹿は「禄(ろく)」(=幸い・喜びの意味)と 音が通じる事で、とても縁起のいいものとされている。 神様の使いの白鹿。兵庫県の辰馬本家酒造株式会社は 大正6年に創業され今にいたる。九州にきて日本酒の 美味しさに出会い、白鹿の存在を知った。魅力のある 日本酒は各地にある。関西への帰省の際に是非頂こう。 鹿といえば白鹿を思い浮かべ、鹿との出会いに幸運を 感じる。今までに