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転職後にバリューを発揮するためにとった3つの行動

こちらはヌーラボブログリレー2022の4日目の記事です。

どうも、ヌーラボの原田です。

朝夕の寒気が身にしみる時節となりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。自分はというと2022年の2月からヌーラボのマーケティング部へジョインし、入社10か月を迎えました。

おかげさまで日々楽しく働けていますが、これまでtoCマーケでキャリアを積んできたので、入社当初は業務やカルチャーにフィットするまではとても苦労しました。同じ職種とはいえ業界が違いすぎるので、今までやってきたことはほぼ通用しません。

業界が違うと業務内容やチーム体制も異なりますし、「リードジェネレーション」なんて言葉はtoCのマーケではありません。購入のリードタイムも異なれば、業務の中でお客様と接点を持つことも少ないので、意識的な努力が必要となります。

そこまでして、toBの業界に飛び込んだ理由は、「働く時間をより快適にしたい」と思ったからです。

toCの領域はインターネットの力で便利になっていますが、toBの領域は大きく変わったとは言えません。コロナの影響で少しだけ前に進みましたが、働く時間をより快適にすることで、日本も変わるんじゃないかと思い、この業界に飛び込みました。

そこには想像を越える大変さがありながらも、それ以上の楽しさを日々感じながら課題に向き合う毎日です。

このnoteでは、転職後にバリューを出すためにやったことについて書いていこうとおもいます。


信頼の貯金をつくるためにとった行動

転職間もない時期にバリューを出そうと頑張っても中々うまくいかないケースがあると思います。転職した後というのは過去の輝かしい実績はリセットされますし、積み重ねた信頼の貯金もありません。

僕は、この信頼の貯金をつくるために、下記のことを行いました。

「他チームが課題に感じていること」「他部署が課題に感じていること」を把握し、正しく把握し、優先順位をつけてひたすら片付けていくこと

もちろん、自チームが抱える課題も片づけていきました。

面接時、弊社代表の橋本(@hsmt)から明言された「コンテンツまわりが手つかず」という課題からまずは着手しました。

どのように作ったかは「パーセプションに基づくコンテンツマーケティング」に書いていますが、まずはお客様のどの行動のパーセプションを変えるコンテンツなのかを設計し、必要なコンテンツを爆速で作っていきました。

与えられた業務を全うするのは当たり前ですが、更には他チームが抱えていそうな問題まで首を突っ込んでいき、優先度を上げてアウトプットを増やしていきます。

問題を解決するにあたって大事なのは、イシューを見極めて物事の本質をつかみ、重要なことだけに集中することです。

この図は「イシューからはじめよ」の中で紹介されている図です。

バリューある仕事をするためには、イシュー度を高め、解の質を上げる必要があります。イシュー度が低いまま解の質を頑張って上げてもバリューの高い仕事に到達はできず、著者はこれを「犬の道」と言って避けるべきだと主張していました。

そこで、まずやるべきことは解くべき課題を見極めることです。

解くべき課題を発見するためには情報収集が必要であり、他チームのメンバーとのミーティングなどを通じて、コミュニケーションの量も増やしました。自腹で福岡メンバーにも会いに行きました。

さらに解くべき課題の重要性を見極めていく上で大事なことは、具体的な仮説を立てることです。ここで一歩踏み込んだ仮説を立てることで、答えが出せるところまで落とし込むことが可能になります。

信頼の貯金をつくるために大事なことは、解くべき課題を間違えないことです。

そして、利己的に考えるのではなく利他的に考えるというです。ここまでできれば自分のやることが明確になります。

スラムダンク、安西先生のお言葉を借りると「お前の為にチームがあるんじゃねぇ チームの為にお前がいるんだ」ですね。

ヌーラボのメンバーは、本当に素敵な人たちばかりで、このメンバーと一緒に何かを成し遂げたいなと心から思えたからこそ、利他的に考えられたのかもしれません。

知識の引き出しを増やすためにとった行動

当たり前のことかもしれませんが、知識の引き出しを増やす(知識を深める)ことは、ビジネスを成功に導くうえでとても大事なことだと思っています。

もともと海外のリテールやコンテンツマーケティングの領域に関しては昔から興味があって、参考になりそうな事例は今も調べています。

英語は苦手な分野で、今でもDeepLを片手になんとか読んでいますが、転職してからはSubstackやthe Letterから必要なメディアを選んで、SaaSやプロダクトに関する情報を読むようになりました。

国内はもちろんその業界の先進国であるアメリカの事例を中心に調べています。オススメはlenny’s NewsletterコッカラSaaSです。

知識は蓄積するだけではなく、共有できる形にすることも大事です。また、その知識をチームに共有できればチームで成長できるため、なるべく得た知識はtwitterで発信していくよう心掛けています。

大好きなPodcastでは海外のスタートアップ界隈がテーマのモノを聴くことが増えてきましたし、その動向をいち早く知って、自分なりに仮説を立てることがクセになり始めています。

知識の引き出しを増やすことで、アイデアもセンスも磨かれると思っていて、水野学さんの「センスは知識から始まる」から、知識の重要さを学ばせていただきました。書籍の中でとても好きな一文があります。

“センスとは、知識にもとづく予測である”

センスから知識ははじまる

知識を集積することは、事業を成長させるために必要な行動であり、その分野のセンスを磨いていくことに繋がっていくかもしれません。

まずは数ある情報や知識の中から、今のビジネス状況に即したものを取捨選択する。さらに仮説を立てて検証し、矛盾点など反証を挙げていくことで、新しい事実に気づくことができます。

また、キャリアを長く積んできた人間はアンラーンが重要になります。

過去の経験や積んできた知識を通して形成された「思考のクセ」が、業界が変わると邪魔になるケースが多いので、このクセを捨てることもあわせて行いました。

過去のマーケティングの成功経験、実績はすべて通用しませんし、不要と感じる知識は捨てるべきだと思い、日常の中で感じる違和感をノートに書き起こして知識の入れ替えを行っていきました。

どの業界でもそうですが、知識をつけていくことで業界の歴史、動きに魅了されて好きになっていくのでオススメです。

事業を成長させたいがためにとった行動

事業が成長するにあたって、見極めなければいけないことは価値の提供です。商品(プロダクト)には必ず価値があります。それは1つではなく、2つ3つと価値がある中で、どの価値に伸びしろがあるのかを見極めなければいけません。

そもそも「何を価値とするのか」が重要であり、価値の設定こそが事業を成長させるための最優先事項だと思っています。

また、PMFは1度達成すれば終わりではありません。別のセグメントに対して2度、3度とPMFを目指す必要があります。

そのためにまずは社内のメンバーが考える、"プロダクトの強み"を聞いていきました。強みはキチンと理解しなければ強みになりません。さらにその強みは価値になっているのか?お客様一人ひとりにインタビューしていきました。

具体的にはプロダクトの強みに共感するかどうか?さらにはお客様が求めているプロダクトを伺いながら、ニーズを満たすようなプロダクトの概念やコミュニケーション方針を考えていきました。

お客様が「どのようなプロダクトを欲しがるのか」を見つけ出すことで、ペルソナの作成~知覚価値の設計にまで落とし込めるからです。

マーケティング施策のプロセス

マーケティング施策を行う上でよく見られるのが、「施策検討」から入ってしまうケースです。

そもそも、お客様のことを理解していない状態で施策を行っても外すことが多く、顧客体験もよくありません。個人が発信できる時代となり、顧客体験が悪いことは「百害あって一利なし」なので、やめるべきです。

事業を成長させるために大事なことは、自分たちの思い込みに固執しないために「お客様を徹底的に理解する」ことです。

とくにウェブ上でお客様とコミュニケーションを取る場合、"勝ち筋の見立て"を行っていない状態だと、数字が伸びていかない傾向にあります。まずはこの"勝ち筋の見立て"を作るべく、お客様と向き合いました。

そして、「だれのどんな課題を解決するのか」を明確にします。

マーケティングの人間であれば、Whyに重きを置くことは当たり前ですし、Whyが決まったことでプロダクト側とも議論を進められるようになりました。

最後に

ここまでいろいろと書きましたが、僕の場合は「アウトプットを作ること」というのが一番の解決策だと捉えて実践しました。

さらに、そのアウトプットがビジネス上の無形資産として残せるかどうかだと思います。

この無形資産があるだけで、マーケティング事業部としても、それぞれのチームの動きやすさが段違いに変わって、組織としてレバレッジ効果が期待できます。

アウトプットと聞くと少し大変かもしれませんが、自分たちが思い描く未来を創っていくためには必要なことです。

与えられたことだけでは、仕事を楽しむことはできません。仕事は自分で生み出してこそ楽しめます。そして、新たな仕事を生み出すためには、他のメンバーとのコミュニケーションが必要ですし、動いてもらうための工夫も求められます。

コラボレーションなくして、仕事は生み出せません。

ヌーラボはチームのコラボレーションをとても大切にしていますし、コラボレーションをするという文化があります。僕自身、これからもコラボレーションをすることで、成長していきたいと思います!!

最後に、ヌーラボで一緒に働いてくださる仲間を募集しています。少しでも興味がありましたら、カジュアルにお話しましょう!


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