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日経記事「AI 創造的破壊の好機」を読んで

12月17日付の日経新聞に英アームのレネ・ハース氏のインタビュー記事が掲載されました。

アーム社といえば、今年9月のナスダック上場で話題になりました。

ソフトバンクが2016年に約3兆円で買収し、上場時の時価総額が9兆6000億円と買収時よりも7年で3倍も価値を上げたことになります。

アーム社はイギリスのケンブリッジに本社を置き、低消費電力で高性能なARMアーキテクチャという設計技術を世界の半導体メーカーに供給している企業で、スマホやウェアラブル技術、自動車などさまざまな分野で広く採用されています。

「人口の7割がなんらかの形でアームの半導体を使っている」そうです。

2022年までのチップの出荷数の累計は2500億個だそうですが、孫正義さんは「世界中に1兆個のアームの半導体をばらまく」と宣言しています。

この記事の中で、レネ・ハース氏はAIが人知を超える汎用AIに到達する可能性が非常に高く、その際にはこれまで予想しなかったような産業破壊が起きるだろうと言っています。

特に、これから大きな変化が起きるとされるのが、健康と気候変動です。

どちらも現在の技術においては限界があったことが汎用AIによって人が何をすべきかがより明確になるだろうとしています。

そして、「スマホは情報を引き出すデバイス」にすぎないとし、「汎用AIが実現するのは利用者にとって価値のある情報を提供する世界」であり、スマホが汎用AIの情報端末となるとは考えていないとのこと。

「クルマかもしれないし、キッチンかもしれない。オフィスの場合だったある」

実現するには多くのインテリジェンスが必要になる。AIは利用者の行動を理解するパーソナライズとローカライズが求められる。つまり、もっと多くの機器が必要になるということだ

そして、そのためには今よりもっと大きなエネルギーが必要となり、アーム社の電気効率の良さが強みとなると考えています。

生成AIが今年流行語になるくらい話題になりましたが、これから未来が大きく変わることのあくまで前兆だってことにこの記事を読むと認識させられます。

自らも使いこなしつつAIの課題や活用を前向きに考えられるようにこれからも情報収集に努めたいと思います。



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