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大学見本市 イノベーションジャパン2024視察

東京ビッグサイトで8月22日、23日の2日間開催された科学技術振興機構主催の「大学見本市 イノベーションジャパン2024」を視察してきました。

今年は5分野(カーボン・ニュートラル、健康・医療、食料・農林水産、情報通信、インフラ・安全・社会基盤)、281件の大学で研究される技術シーズが展示されていました。

かなりマニアックともいえる分野の研究シーズはポスターを見ただけではまったくわからないものもありましたが、興味が沸いた展示にはお話を伺うことができ、非常に勉強になる内容でした。

セミナーやショートプレゼンテーションも会場で行われており、私は知的財産の戦略的活用に関するセミナーを聴講しました。会場にはたくさんの人が集まり、展示ブースは大変な賑わいでした。

私は特に、健康・医療分野と食料・農林水産分野に興味を抱きました。

健康・医療分野では、特に再生医療とAIによる診断技術が目立っていました。これらの技術が、患者の生活をどれだけ改善できるか、健康寿命を延ばすことができるか、私たちの未来を変えていく可能性を感じました。また、AIを活用した診断支援システムの展示も印象的でした。

一方、食料・農林水産分野では、持続可能な農業技術や食料生産の効率化に関する研究が数多く展示されていました。最近は、特に異常気象や天災などの影響で食糧の価格高騰やスーパーで在庫が無くなるなどのニュースをよく聞きますが、AIの活用が進み、センサーやドローンを活用し、作物の生育状況をリアルタイムで監視、最適な栽培条件を提供するシステムなど、農業の生産性向上や人手不足を解消する技術も研究されており、非常に期待が持てるものでした。

日本の大学や研究機関は直面する社会課題に対して、具体的かつ先端的な技術で応えようと研究に励んでいます。イノベーションジャパン2024は、これらの技術シーズを実社会に結びつける貴重な機会を提供しており、未来の日本を支えるイノベーションの可能性がここにあると強く感じました。イノベーションジャパン2024を通じて、これからの日本の技術革新に対する期待が高まりました。

会場を後にする際、これらの技術が実際にどのように社会に実装されていくのか、そしてその結果どのような変化がもたらされるのか、非常に楽しみであると感じました。これからも、こうした展示会やイベントに積極的に参加し、最新の技術動向を追い続けていきたいと思います。


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