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消費者特性とは?〜マーケティングマネジメント第16版を読む

コトラー&ケラー&チェルネフのマーケィング・マネジメント原書第1版を読みながら気づきを書いています。

消費者行動を分析する上で消費者の特性と心理を探る必要があります。

今回は、消費者特性です。

文化的要因に文化的要因、社会的要因、個人的要因の3つに分類されます。

文化的要因

文化的要因は、人の集団の中での生活様式や習慣から受け継がれた価値観によるもののことです。
たとえば、ゴキブリを例にしてみましょう。
ゴキブリは多くの人に忌み嫌われる生物です。台所などから出現して家中で大騒ぎになった経験をした人も多いと思います。
でも、ゴキブリは生物的な分類では昆虫でありペットとして飼われるカブトムシやクワガタと同じです。
実際にアフリカなどではペットして飼われている例もあるようです。日本でも一昔前までゴキブリがいない地域があり、その地域からの出身者が東京で住み始めて珍しい昆虫として飼っていたという逸話があるそうです。
このように文化的な背景、階層などによって価値観は大きく影響されます。
当然、購買行動にも文化要因が影響しますのでマーケターは各国の文化的背景に注意を払う必要があります。

社会的背景

準拠集団とは、家族を含めて学校、クラブ、会社、宗教などのグループを指します。
家族であれば、例えば車やマイホームを父親が独断で決定するなんていう家庭は非常に限られていると思います。
配偶者の両方に価値を感じてもらえるメッセージを届けなくてはなりません。
準拠集団の影響力が強い場合、その集団のオピニオン・リーダー、インフルエンサーへの働きかけが重要です。
SNSのフォロワーグループも準拠集団となりインフルエンサーは多くのフォロワーに影響力を発揮します。

個人的要因

その人の年齢やライフステージ、経済状態、性格、ライフスタイルや価値観も購買には大きく影響します。

価値観やライフスタイルは、世代によっても大きく変わります。

デジタルネイティブと言われるZ世代の価値観はいわゆるベビーブーマー世代とは異なって当然です。

ターゲットとなる顧客グループの価値観を知ることはマーケティング施策を検討する際の鍵となります。

以上、消費者特性の分類についてでした。

最後までお読みいただきありがとうございます。





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