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24年のトレンドキーワードは「デトックス消費」

日経クロストレンドに「2024年のZ世代のトレンド予測」について面白い記事がありました。

この記事は、SHIBUYA109Lab.のトレンド予測に基づいて書かれています。

この記事では、24年のトレンドは疲れを癒す「デトックス消費」だとしています。

Z世代は何に疲れているのか?というとSNSでの不特定多数とのコミュニケーションだそうです。

これはちょっと意外でした。Z世代といえば、まず最初に思い浮かぶのは、”Digital Native”です。

生まれながらにしてデジタルの世界におりスマホを常に片手にもちSNSを積極的に利用する世代です。

SNSに対する疲れなんまったくないのではないかと思っていました。

でも、実はそうではないらしいのです。

不特定多数とのコミュニケーションに疲れて、「「BeReal」や「TapNow」など、深く狭いコミュニティーで楽しむSNS」へ流れていっているそうです。

「これって言ってみれば、昔のミクシィへの回帰なんじゃないの?」って思ってしまいました。SNSも形を変えて1周回ってきているのかもしれません。

「デトックス」とは、体から有害な物質を取り除くことを意味しています。SNSで体にたまった毒を抜こうということです。

そこで、でてくるのが「自然界隈」です。

山や海、川などに出かけて「#自然界隈」とつけてSNSに投稿するZ世代が増えているそうです。

「デトックスなどといいつつもやっぱりSNSには投稿するんだ。」とは思いますが、21年の流行語ノミネートの「ととのう」同様、癒しを求めているということなのでしょう。

日本のZ世代でよく耳にするもう一つのキーワードとして「保守的」「安定志向」というのもあります。

生まれながらに「低成長時代」に生きているこの世代は、保守的で堅実な傾向が高いとされています。

その点が表れているのが次のトレンドキーワードである「ナイトアクテビティ」です。

ナイトクラブなど夜の世界は、若い子たちが出入りすると危なっかしい印象がありますが、この世代は危険なところをさけたところでの夜の遊びにあるようです。

たとえば、「お酒を出さない高校生限定のナイトクラブ」とかクラブっぽい音楽と雰囲気を楽しめる「クラブっぽ居酒屋」などです。

今の若者は周りの目を強く気にしていることから、新しすぎる消費活動に慎重な面もあります。彼らのマインドを考慮しハードルを下げつつ、彼らが共感しているテーマに絞って施策を打てば、楽しんでもらえる余地が生まれます。

日経クロストレンド記事「24年トレンド予測」より

「入りづらいんだけど見てみたい」、「敷居がたかい」みたいなところの壁をうまく取り払うことができれば共感を得やすいのかもしれません。

最後に取り上げられているキーワードは「没入感」です。

「〇〇界隈」に没入することができる体験。

たとえば、ギャルの服装やメイクなどを体験してなりきることができる「ギャル体験」など、世界観(=界隈)に没入することができる体験がトレンドになるとしています。

「まね事」のように見えなくもないのですが、いろんな価値観が時代を遡ってめじろ押しにあるなかで、今の流行とかよりも自分が共感できる世界(界隈)に深く入り込むことがZ世代のトレンドと言えるのかもしれません。

まとめ

「デトックス消費」というキーワードの中で、「自然界隈」、「ナイトアクテビティ」、「没入感」へとつながる2024年のトレンド予測でした。個人的にはZ世代だけでなく、おじさん世代も好きそうなワードがそろっているなと感じました。

中でも「クラブっぽ居酒屋」は大阪にもあるそうなので、今度、行ってみようと思います。

最後までお読みいただき有難うございました。




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