マーケティング・コミュニケーションのツールその1〜マーケティング・マネジメント第16版を読む
第13章 マーケティング・コミュニケーションの5回目はコミュニケーション媒体についてです。
前回の統合型マーケティングコミュニケーションのつづきです。
前回の記事の最後に主なマーケティング・ツールについて、広告、オンライン・コミュニケーション、ソーシャルメディア、モバイル・コミュニケーション、イベントと経験、クチコミ、パブリシティとパブリック・リレーションズ、パッケージング、人的販売があると紹介しました。
この記事では、広告~ソーシャル・メディアまでの特徴についてです。
広告
広告の形態は幅が広いです。
テレビ、印刷物、ラジオ、オンライン、プレイス広告などがあります。
テレビ広告(CM)は、最もカバレッジが広く、コストが高い大企業ならもっとも目立つ花形のような位置づけでした。
現在は、オンライン・ストリーミングやYoutube、ビデオに録画してCMは飛ばすようなのも当たり前になってきています。
そんな中でも、人気のテレビドラムなどではアドフュージョン広告といってドラマの続きようのなCMを制作して飛ばさせないような仕掛けに取り組む例もみられるようになりました。
根強く耳に記憶されて徐々にブランド価値が蓄積されるするという意味ではラジオ広告も根強いものがあります。ローカルサービスの広告と捉えられていますが最近はポッドキャストなどで全国どこでも聞けるので、ターゲットを絞りやすい番組で活用する意義はあるでしょう。
プレイス広告は、あまり馴染みがないかもしれませんが、公共の場所やテレビ番組などで自社の製品を登場させに認知度を上げる広告です。
オンライン・コミュニケーション
オンライン上で顧客が情報を自ら取りに行く中でコミュニケーションを図ります。
企業のウェブサイトへ以下に誘導するか?
コンテンツの面白さと検索エンジン対策(SEO)が重要になってきます。
ソーシャル・メディア
SNSをマーケティングに活用する企業もかなり増えています。
顧客との対話ができることがもっとも大きなメリットであり、また、リスクも伴うことが大きな特徴です。
ソーシャル・メディアの世界では、特に気を付けないといけないのはブランディングへの意識です。
SNSの世界でバズらせようとするとどうしても面白さや奇抜さに走ろうとするかもしれませんが、それが本当に自社のブランドと沿っているのか?
SNSの視聴者は飽きやすくて気まぐれです。
面白さと深さを追求しながらじっくりとSNSの世界でのファンを作っていくべきでしょう。
バイラル・マーケティングとは、言葉の意味(バイラル=ウイルス性)からもわかるように、企業から発信されたメッセージが顧客の間で拡散させるように仕掛けるマーケティング活動です。
SNSをうまくバイラル・マーケティングを行っているのは日清食品ですね。
まとめ
今回はマーケティング・コミュニケーションツールとして、広告、オンラインコミュニケーション、ソーシャルメディアの紹介をしました。次回はイベントと経験、クチコミ、パブリシティとパブリック・リレーションズ、パッケージングについて説明します。
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