【楽曲解説】Re:Harmonize
この曲はなんだかんだで連続リリース「Ark」の肝となった曲だった。
いつか読み直して笑い話になれば良いけど、マトモにライブができなくなったミュージシャンじゃなくても誰もがどんよりとした面持ちで生活してた当時。
不調和や歪みに気づかされる度に、曲に昇華して自分を鼓舞したいと思って描いた曲がこのRe:Harmonize。
その苦しさの中でどう自分は生きるか、が主軸となって出来上がっていった曲だったけど、結局その答えは最後の歌詞
「もう消させない 迷わない 誓えたなら 名もなきこの声はただ一つの響きになる」
これに収束されるかなと思っていて。
書き上げて自分の中にポッと灯が灯った感覚はいまだに覚えている。
歌詞はこんな感じの屈折したところからまた前を向くまでの独白、というスタイルになったけど...
実はこの曲は所謂「曲先」でできた曲で歌詞は後から書いたのです。
伝わる人にしか伝わらないと思うけど、当初は「アニメの後期(ここ大事)OPみたいな曲書きたい!」というおおよそ共感を得られないようなところから始まってて。
Arkを通じて試行してた「これまでない要素とのミキシング」としてはシンセサウンドをゴリゴリに前に出した、透明感のある曲に仕上がっていたわけです。元は。
よくそこにこの歌詞乗せたなと思うけど、結果的に自分たちらしい塩梅に落ち着いてくれたなという満足感もあって、書き手としては連続リリースの中で一番好みの曲。
歌詞に関しても結構自分たちにしてはレアなポイントがもう一つあって、珍しく曲名がサビ頭にドーンと出てくるっていう。
多分曲名が歌詞の中に出てくるのだけでも恐らく片手に収まるくらいだけど、ど頭にくるのはこれが唯一。
アニソン感、はこういうとこにも出てるかもしれない...
あとこの曲のギターリフは珍しく自分がデモで弾いてたのが素直に採用されてたりもする。
一番連続リリースの中で影が薄い感じになってるの、相当悔しい。笑
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