士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第152話 企業理念から出るのか、企業理念へ戻るのか
京セラさんの経営理念をみると”全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること。”とあります。
そうなると、心の豊かさとともに、給料を上げるのも価値観として大事になるので、売上高を上げることとともに経費を下げ続けることをアメーバ経営とかで仕組化して付加価値(給料の原資)を上げ続けることに取り組んでおられます。
企業理念から出る活動ですね。
で、活動をしていくと、企業理念に還元されるものをあるかもしれせん。
自社の製品やサービスが狭い価値提供ですと、なかなか時流に適応しづらいので、”人類とその生存環境である社会の進歩発展に貢献”するとなれば、これは時間(歴史)も踏まえて考えることができて、つまり過去は人類社会にいらなかったがこれからは必要だという製品・サービスを生み出せる。
成長に応じて企業理念の解釈が深まる、つまる企業理念へ戻る活動ですね。
企業理念は判断基準なので、まずはそこから行動が出るし、また還元されて射程を変えていくことでまた意味が深まる。
この企業理念がない会社も、高度な経済成長をする時期、スーパー好景気にはうまくいくだろう。空間的拡大が可能で給料は上がるだろうから。しかしそれが頭打ちになって時間的存続のモードになった瞬間に企業の存在意義を終えるだろうと思う。
神経がない生き物ですね。
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