荻野 恭弘

1969年愛知県岡崎市生まれ 司法書士・行政書士・ファイナンシャルプランナー 名南コン…

荻野 恭弘

1969年愛知県岡崎市生まれ 司法書士・行政書士・ファイナンシャルプランナー 名南コンサルティングネットワーク所属

最近の記事

士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第282話 “士業もサービス業”の危険性

士業もサービス業だからお客様第一で。 大前提は、士業はいわゆる”先生”でその働きは救済だということだ。 救済のために、死ぬまで徹底して勉強し、徹底して人間関係の経験を積み、徹底して規律正しく生きて、死ぬ。 先生の企業化は一般的なビジネスの100倍大変だが、コツはある。 先生の再生産は難問だが、問題がわかればいつかは解ける。 先生の再生産は早いサイクルで自信を付けさせる仕組みがあればよい。 姿勢つまりマインドセッティング、そして動転対策だ。 ロープレにより成果あり

    • 士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第281話 50人の壁あるいは文革

      士業は経営に向かない。 文革ができないから。 組織拡大には壁があるのは常識だ。 人は間違うからだろう。 正しいと思うことがみんな違い、これを糾すには大変危険なことに取り組む必要がある。 文化革命だ。 既存の文化を廃棄し、新しい文化に命を吹き込む。 血も汗も涙も流れる。 いままでの依って立つところが破壊され、新たな秩序に適応した人が生き残る。 生命の進化と相似形。 この環境変化を自らの手で起こす。 まあ、普通はできない。 高い理念、先進的な構想が必要にな

      • 士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第280話 度胸

        法律家みたいな究極の個人競技をビジネスみたいな究極の団体競技で戦うにはなかなか無理がある。 経営者は事業面では度胸を出しバカになる必要があり、運営面では利口になる必要があるが、法律家は逆だ。事業面で利口になり、運営面は度胸一本槍になる。 度胸試しが出来るように、内部を充実させる。 同時にやるのがコツだが役割分担はマストだろう。 いわゆる配剤、木配りのしどころだ。

        • 士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第279話 ブレ

          偉大な宗教家、つまり人の心を救う先生がたは目の前の被救済者やお弟子さんの状況に応じて話すことが変わるから後世、聞いた人それぞれが文章にまとめようとするとブレブレに読めるものになってしまう。本質を掴み取るにはまた大変な研究がいるものだ。 翻って士業も個別対人救済事業ゆえ同じことがいえる。士業の相談がパターン化されづらいのはそういう理由からだ。 他方で経営者はどうか。 人財が資源の時代とは違い資本な時代はやはり育成がメインの経営課題になる。そうなるとやはり話すことは相手によっ

        士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第282話 “士業もサービス業”の危険性

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第278話 クビ

          首、手首 足首、乳首、くびれている部分は柔軟さが鍵だ。 硬いと血とかの流れが悪いからやばい。 一時、足首が固まり正座が続かないことがあった。  企業組織のクビは何か。 会議などのコミュニケーションだろう。 適時に血、酸素や栄養、毒素を除去しないと腐る。 コミュニケーション能力がマネジメントの大事な要素だと言うのは当然だと思う ただパーティピープルみたいになる必要はなく朴訥でも、傾聴できるほうがよりよい。

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第278話 クビ

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第277話 賞賛と叱責

          賞賛か叱責か無視か 一流は叱責 二流は賞賛 三流は無視 むかしに何かで聞いたことがある。 育成対象の人への上司の接し方だろう。 こういう変幻自在なことが出来る上司の要件かもしれない。 アンチパワハラ時代だからなかなか難しいかもしれないが、要するに目的とセッティングだからシンプルに考えればよい。 相手を助ける目的で、叱り、褒め、関わらない。 関わる暇がないというのが正解だろう。 ただ目標と結果はチェックして二流以上に引き上げることは必要だろうし、今の時勢では

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第277話 賞賛と叱責

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第276話 取るに足らないことがイノベーションの素

          イノベーションはなかなか起きない。 取るに足らないことに 取り憑かれたように取り組み 取り合いになるほど特別なことにする が私見のイノベーションの定義だが、 だいたい異常な感じだ。 学校のせいにはできないし、社会や会社のせいにもできない 自分自身がスイッチの入れ方を忘れただけだ。 まずは取るに足らないことがバイアスで視野に入らない生き方を思い出したい。 本か赤の他人しかキッカケにはならない。 七難ハッキングの精神で異世界へ飛び出す。 ストレッサーが力の源

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第276話 取るに足らないことがイノベーションの素

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第275話 保身と挺身

          人間が馬鹿になるのは劣等感が起動した時だし、身の危険を感じ防衛本能が原因だろうから逃げづらい。だから馬鹿になるのから逃げづらい。かくゆう自分自身も事故みたいな自己馬鹿化から50年以上闘い続けている人間だ。 避けられない保身のための思考言動から挺身を目指す思考言動にマインドセットを変化させるのが正道だろう。 挺身というと軍国感がでてしまうから献身または捨我がいいか。ただ、人間愛から自己をささげるという主体性は忘れないようにしたい。 というわけで、社会、組織は、この献身文化

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第275話 保身と挺身

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第274話 厄介事案ロープレ

          士業は経営に向かない 最高の育成教材を浪費するから。 武者修行な毎日には新人育成にうってつけな 事案が多い。 相手が興奮している事例なんて垂涎だ。 いかに位置関係をつかみ、ゴールセッティングし、選択肢を決め、気持ちに寄り添い、次のアジェンダへの取り組みを促すか。 情報収集、論理的思考、説得的話法が必要なケースばかりだからだ。 3つがバランスよく機能してはじめて捌ける。 この捌ける力は人的資本の一部 資本をつくる事案もまた資本 事案を湯水のように消費してしまう

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第274話 厄介事案ロープレ

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第273話 組織文化の基盤

          士業経営における人材育成と文化作り: 同じ原理に基づく人間愛と利他の精神 士業経営において、成功の根幹は「自分で考え、行動する人」を育てることですが、そのために必要な文化作りには、人間愛と利他の精神が欠かせません。これら二つの価値観は、実は同じ原理に基づいています。 **同じ原理に基づく価値観** 人間愛とは、他者を理解し、共感し、尊重する気持ちを持つことです。そして、利他の精神は、その理解や共感、尊重を行動に移し、他者の利益を考えて実際に行動する姿勢です。つまり、人間

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第273話 組織文化の基盤

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第272話 腹から声

          士業は経営に向かない たいてい規模的には家族的だから声かけなくても回ると思っているから。 ビジネスも人員が30人を超えると真反対の価値観が2割いると思っている。 ただ正面切って反対を主張することなく面従腹背がメインだ。 しかも悪気はない。 価値観は自由 そう誤解しているだけだ。 相互理解に時間がかかると会社は潰れるから、フレームワークで早く型付けるかどうか。 信用せずに信頼する。 まあ禅問答みたいだが。 腹から声を出して言いつつ、見守り続ける。 やはり禅

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第272話 腹から声

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第271話 育成と3つの悟り

          士業経営における最大の難関は、一軍定着率の向上です。この課題に対処するため、育成活動のゴールをお釈迦さまの三つの悟りに基づいて考えてみます。 まず「自ら悟る」段階では、個々の士業者が専門知識とスキルを磨き、自身の役割をしっかりと理解し実行できるようにします。 次に「他者を悟らせる」段階では、得た知識や経験を共有し、他のメンバーの成長をサポートすることが求められます。 そして最後に「他者を悟らせることができる人を育てる」段階では、組織全体の成長を促進するリーダーを育成し、

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第271話 育成と3つの悟り

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第270話 戒定慧と守破離

          士業若手育成スキームの基盤を、お釈迦さまと千利休の崇高な教えになぞらえて、考えることができます。 お釈迦さまの戒定慧は、基本を守り(戒)、集中して業務に取り組み(定)、洞察を深める(慧)プロセスを示していると考えます。 また、千利休の守破離の精神は、まず基本を忠実に守り(守)、次に自分なりの工夫を取り入れ(破)、最終的に独自のスタイルを確立する(離)ことが示されたものだと解されます。 自転と公転の関係に近い感じです。 こうした人間の叡智に根差した育成スキームは間違いが

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第270話 戒定慧と守破離

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第269話 四則演算

          わたしは算数が苦手ですが、経営者には避けて通れないのもまた算数。 士業経営において成功するためには、「事業は掛け算、経営は割り算、財務は足し算、引き算」という考え方を理解し、その計算の順序を絶対に間違えないことが重要です。これらの要素を正しい順番で取り組むことで、経営の基盤がしっかりと築かれ、長期的な成長と安定が見込めます。 まず、事業計画は掛け算です。これは、新しいサービスや顧客の獲得によって、事業が大きく飛躍する可能性を秘めていることを意味します。掛け算では、何を増や

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第269話 四則演算

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第268話 歳の功。

          ビジネス界において、身体的能力よりも精神的技能や社会的技能が成功の鍵となる理由は多岐にわたる。いわは歳の功だ。 まず、精神的技能とは問題解決能力や創造性、自己管理能力などを指す。これらは、困難な状況下で冷静に対応し、新しいアイデアを生み出す力となる。また、精神的な柔軟性は変化の激しいビジネス環境で迅速に適応するために不可欠である。 次に、社会的技能はコミュニケーション能力やチームワーク、リーダーシップなどを含む。効果的なコミュニケーションは誤解を減らし、円滑な業務遂行を可

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第268話 歳の功。

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第267話 言語化能力と環境適応力の強い相関性

          現代のビジネス環境は急速に変化しており、その変化に迅速に対応できる能力が求められています。この環境適応能力を高めるためには、言語化能力が非常に重要であるということが多くの研究で示されています。特にマネジャーにとっては、この能力を磨くことが組織全体の成功に直結するのです。 まず、言語化能力とは、自分の考えや意図を明確に表現し、他者に伝える能力のことを指します。この能力が高いと、複雑な問題や抽象的な概念を理解しやすくなり、他者と共有することも容易になります。結果として、チーム全

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第267話 言語化能力と環境適応力の強い相関性