見出し画像

【完敗】100kmマラソン走りきれなかった人

こんにちは!ナカイです!

2024年の1/15から一念発起し、ランニングを始めて4ヶ月

5/19(日)第30回野辺山ウルトラマラソン(100km)に挑戦してきました!

毎日通勤で5〜10km走り、
2月にハーフマラソン完走、
3月にフルマラソンをサブ4で完走、
4月にひとりで名古屋から滋賀までの60kmを走破。

ここ4ヶ月間真剣に取り組んだランニングを、日本屈指の難関コースである野辺山ウルトラマラソンにぶつけて来ました!

その汗と涙の超ロング走の結果と心境をこのnoteにまとめます!

最後まで読んでください!

気になる結果

まず100kmマラソンを完走できたのか…結果を発表します!

結果は….

完走できませんでした!

切り替えて次の章で、悔しき野辺山ウルトラマラソンの道のりを見ていきましょう!

100kmへの道のり

スタート前からリタイアするまでを、リアルに時系列で書きます。

まずマラソンスタートは5:10

朝早すぎですよね!

3時過ぎ頃に駐車場へつき、4:30頃に会場へ行ってスタートに備えます。

浮かれてますねー!文字通り浮かれてる笑

100km走ることをめちゃくちゃ楽しみにしていたんですよね!

5:00頃スタート位置へランナーが集まり、ドキドキします。

29歳の僕より年齢が上の人も多くいらっしゃるし、コスプレをしたりサンダルで走る人もいました。

いや、みんなすごすぎ。

クレイジーな人ばっかりやなと思いました。

ワクワクしてたいきしていると

ついにスタート10秒前のカウントダウンが。

10、9、8、7、6、5、4、3、2、1

バァン!

号砲が鳴り、スタートしました。

「よし!いくぞー!!」

黒いプニプニの「ULTRA MARATHON」と書かれたゲートをみんなでゾロゾロと越えていきます。

まず最初は平坦な5kmの道のり。

みんながそれなりのスピードで走っていくので、それに釣られて僕もなかなかいいペースで走りました。

5kmを過ぎると、徐々にへ入っていって傾斜が大きくなっていきます。

山へ入る前にエイド(7.4km地点)があったので、大好きな干し芋を食べてから山道へと入っていきました。

やっぱ干し芋は優しい甘さで、栄養補給できている感じがして最高です!

スタートからの10kmは、59:28で走り切りました。

そして、ここからは山道です。

山へ入ると道は整備されてはいるものの、石や砂利がゴロゴロ転がっていました。

普段舗装されている道を走っている僕には、この砂利道は結構足に負担がかかりましたね。

こういう道を「練習で走っておけばよかった」と反省します。

とはいえ始まったばかり、ダートな道をガーッと駆け登りました。

すると、18kmくらい進んだところに何やら看板が。

「コース最高地点 標高1,908m」

今回のマラソンの最高地点に到達しました。

実は野辺山マラソンは高い山登りコース。

スタートが標高1,355mあり、そもそも空気が薄いそうです。

僕はあまり気になりませんでしたが…

最高地点に到達し、つまりここからは下り

「登り大変やった分、下りで楽しよう!」

と思ったらところがどっこい。

下りの方がキツい….

下りは足を地面に接地するたびに衝撃が来て、足の裏と脛のサイドにある筋肉を痛めつけました。

あと石がゴロゴロ転がっていて、踏んでしまうと足首ぐにゃってなって挫かないかヒヤヒヤしました。

実はこの下り坂が
今回のマラソンで一番辛かったところです。

30〜42kmの間が本当にキツかった。

足の痛みに加えて、延々と続く下り坂

体力が減っているのに、まだ半分の50kmを越えていないという焦り。

そんな感じで、メンタルがやられていました。

こういう時って
天使と悪魔のささやきってあると思うんですけど、今回は悪魔しか囁かなかったです笑

こんな時には栄養補給

これまでの練習でも、メンタルがやられた時は栄養補給して治してきました!

なんとかエイドへ行き、
ポカリをがぶ飲みして、干し芋を爆食いしました。

すると、なんということでしょう!

治りました笑

走れる気がして来ましたし、走るペースも戻ってきました。

おかげで関門の42.195kmを超えることができました。

ポカリってすごい。

次に50kmの関門に向かうのですが、また試練が!

『関門に間に合わないかも!!』

関門は100kmまでに7つ設けられていて、

関門を決められた時間までに越えないとタイムオーバーで失格となり

後ろからついて来ているハイエースに回収されます。

その第3関門が50kmの地点にあり
12:15までに走り切らないと失格になるのですが、

このときもう残り時間が少ない

なかなかに体力を消耗して足の痛みが来ている中、で、8kmを1時間半か

これが結構やばかった!!

どうしようもないので
とにかくできるだけ急ぎました。

その結果
12:15より30分早い11:43に50kmの関門へ着きました。

セーフ!

とりあえず関門をクリアしてホッとしました。

キツかった30-42kmの下り坂で時間を使いすぎましたね💦

50km関門は学校の横にある公園で、エイドにもなっていました。

蕎麦をその場で手打ちして提供されている特別なエイドで、公園も広くゆっくり休んでいる人もいました。

僕は蕎麦を食べる勇気はなかったものの、芝生に座り込んでおにぎりを食べながらストレッチをしました。

少し休んだのち
次の関門の68kmまであと18kmということを確認。

15:30までに辿り着けばいいので

12:00から走り始めれば
3時間半で18km走ればOKという計算で、これはいけると。

しかし、これが誤算

18kmなら2時間半あればいける!と思ってたんですが

50km走った足にはそんな余裕はありません。

しかもその次、その次の関門のことを考えると、悠長に走っていられませんでした。

これに気づいて、必死で走りました。

関西弁で言うと、必死のパッチで。

スピードは出ないものの、歩かずに走りました。

歩いている人を沢山抜かして、ガーッと進みました。

めちゃ大変でしたが
その甲斐もありなんとかなんとか68kmの関門を14:52頃に通過できました。

セーフ!

制限時間の38分前に着きました。

38分の貯金!

時間がやばいのでここでは補給食は取らず、ポカリを水筒に入れてすぐにまた走り始めました。

65kmくらいからずっと次の79kmの関門まで、急な登り坂が続きます。

ここから11kmをずっと登りで、1時間半で走らなければならない。

ふだん走っているペースでも1時間くらいかかると考えると

残り時間は絶望的に少ない。

ここからもとにかく急ぎました。

火事場の馬鹿力でしょうか。

新しい走法を思いつきます。

60歩走って、20歩歩く。

これを繰り返して進んでいきます。

この走法がよくて、止まることなく常に進むことができました。

止まったら負けと思い
とにかく前へ前へと進みます。

なんとか77kmくらいのエイドに来て
「関門まであと25分で2.3km!」という声が聞こえました。

ヤバい!

これはめちゃくちゃヤバいのです。

もう一瞬も気が抜けない。
気を抜いたらタイムオーバー。

死に物狂いで走りました。

自分を鼓舞するためにも途中歩いている人に
「ファイト!」と声をかけると

「諦めました。頑張ってください」という言葉が。

そんなことは気にせず必死に足を回して、関門まであと10分!

他のランナーから「まだ間に合う!頑張れ!」という声を受けて、一生懸命走りました!

ついに山のてっぺんに関門が!

あと少し!

うぉぉぉぉぉぉ!!!

動かない足を懸命に動かして、なんとか到着

あと4分!あと4分のところでギリギリセーフ!!

「よし!この坂を登り切った!間に合った!」という思いで、一つ達成感を得ました。

ここからは下り坂の8kmを50分で走る。

もう本当に余裕はないけど、やるしかない!

なんとかいけるか!

行くぞ!

と走り出したとき

足が痛すぎで、動けなくなりました。

下り坂の悪夢。

流石にヤバいと思って、路肩に座ってふくらはぎをモミモミしてまた走り出しました。

しかし、少し進んだところでまた走れなくなりました。

極限。

それ以降は、できるだけ早歩きで進みました。

進めど、次の関門は見えない。

時間はどんどん過ぎていく。

前にも後ろにも誰も見えなくなり、僕が最後尾になりました。

なんとか歩き続けましたが

タイムリミットの17:45となり

後ろからやってくるハイエースおじさんに

「時間なので乗ってください」と言われて

タイムオーバーで失格になりました。

無念です。

完走できませんでした。

結果と反省

結果的には83.1km走り、100kmは完走できませんでした。

正直、走るまで完走できないなんて思ってもみませんでした。

絶対完走できると信じていました。

なので、正直悔しいです。

今回の敗因は
①登り下り坂の練習をしていなかった
②タイムマネジメントが出来ていなかった
③走るコースのイメトレが甘かった

ことだと考えています。

これをクリアできるように練習に励みます。

学び

今回のマラソンでの学びがひとつ。

「心技体」

「心技体」とは精神を磨き、 技術を訓練し、身体を鍛えなさいということです。

これらの三つの要素がバランス良く整って初めて最大限の力を発揮できる。

ただ単に精神力だけではダメ、技術力だけでもダメ、もちろん体力だけでもダメ。

心を強く持っても、足がついてこない。

足がついてこないのは、走法が未熟だから。

走法が未熟なのは、技術を重んじる心がなかったから。

今回のマラソンで痛いほど実感しました。

3つがどれも十分に鍛えられて初めて100kmを完走できる。

心技体、高めていきたいと思います。

今後について

リタイアしたあと

もう二度と100kmマラソンなんてやりたくない!

走るのすら嫌!

という思いでした。

が、今はリベンジしたくてしょうがないです。

次回の100kmマラソンを目指します!!

次は絶対に完走します!

応援よろしくお願いします!

〜100kmマラソンへの挑戦は続く〜


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?