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Lordi / Superflytrap(1979)

総合評価 ★★★★☆

1979年、ディスコ真っただ中。同じく北欧のABBAの大成功に触発されたのか、かなり本格的なディスコサウンドアルバム。もともとちょっとディスコ的な雰囲気を内包していたバンドだったが、それはこのあたりのアルバムが基盤になっていたのだろう。アルバムを通して79年の空気がたっぷり味わえる。曲のタイトルもイカしている。「マッチョフリーク」だぜ。ギターも一生懸命ファンキーさを出しているのが微笑ましい。バンドに歴史あり。ただ、ABBAの名前を最初に出したが、このバンドの持ち味である北欧らしいメロディラインは前作より如実に前面に出てきている。

1."SCG Minus 6: Delightful Pop-Ins" 1:08 ★★★

お馴染みのイントロ。英語が分かればもっと楽しめるんだろうなぁ。流石に聞き取りはできない。

2."Macho Freak" 3:42 ★★★★☆

前作(1975)に比べて格段に音が良くなっていて迫力がある。ただ、音はディスコサウンド。「マッチョフリーク」というディスコっぽいテーマながら、完全なディスコサウンドではなくきちんとバンドサウンド、ハードロックサウンドなのは憎い。しかし1975年から比べると音変わりすぎ。

3,"Believe Me" 4:27 ★★★★★

当時シングルとしてリリースされた曲。当時はヒットしたのだろうか。高揚感もありつつ北欧らしい哀愁も出ていて良いメロディ。

4."Spooky Jive" 3:55 ★★★★

これもポップでフックがある曲。メロディライン自体が前作から格段にパワーアップしている、というか、ディスコサウンドと相性がいい。

5."City of the Broken Hearted" 4:02 ★★★★☆

A面最終曲。哀愁のあるディスコサウンド。ツインリードギターが効いている。

6."Bella from Hell" 3:26 ★★★★☆

ここからB面、また歌謡曲っぽいイントロのディスコ。ワウをかけたギターも時代を感じる。

7."Cast Out from Heaven" 3:51 ★★★★

少しハードロック色が強い曲。女性コーラスが効いている。

8."Gonna Do It (or Do It and Cry)" 2:51 ★★★★

こちらもディスコサウンド全開な曲。ダンサブル。なんとなくサザンっぽくもあるな。

9."Zombimbo" 4:52 ★★★★☆

Killectionにも収録された曲。ディスコサウンドであり、当時のディスコナンバーのヒット曲を意識したのかコード進行がどんどん展開していく。ヒットしたのかなぁ。

10."Cinder Ghost Choir" 6:06 ★★★★

ムーディーなバラード。時代を感じさせる大仰なバラード。

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