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The Flower Kings / Islands

スウェーデンのプログレッシブ・ロックバンドFlower Kingsの2020年14枚目のアルバム。1993年デビューのベテランです。北欧プログレシーンの顔役ロイネ・ストルトが率いるバンドでプログレファンには「花王」の名でも親しまれています。いわゆる70年代のプログレ、特にYESやGenesisの影響を感じる幻想的かつ各楽器隊の演奏力・インストパートが充実した長尺曲と、コンセプトのある大作アルバムを作るバンドで、プログレの様式美というものがあるのならまさに王道的な。ネオ・プログレとかポンプロックとか呼ばれる流れとも近いですが、そこに北欧的などこか人懐っこいメロディが絡んできて、個人的には大好きなバンドです。非常に多作なバンドでしたが2010年代はやや停滞、とはいえ2019年、2020年と連続リリースで、今作は2枚組、いよいよFlower Kings完全復活か!と思ったものの、聞いてみてちょっと肩透かし。このバンドならではの各楽器隊がせめぎ合いメロディも美しい佳曲も入っている一方、アルバム全体としてみるとやや散漫な出来でした。たくさん曲が入っているから、好きな曲だけに絞っても普通のバンドのアルバム1枚分ぐらいにはなるんですけどね..。大曲が少なかったのも不満点。

スマホで聴きながら読みたい方はこちら(noteに戻ってくればYouTubeでバックグラウンド再生されます)。

2020年リリース

★ つまらない
★★ 可もなく不可もなく
★★★ 悪くない
★★★★ 好き
★★★★★ 年間ベスト候補

1.Racing with Blinders On
喧噪のような音、戦場か暴動だろうか
ヴィンテージ感あるバンドサウンド、ディープパープルのような
連打のユニゾンが入ってくる
雄大なキーボードが入り、ジャズロック的なパートへ
ハモンドオルガンの音か、ヴィンテージシンセの音が心地よい
フラワーキングスならではのテクニカルで複雑だが人懐っこいメロディ
コロセウムとか、70年代フュージョン、ジャズロックの雰囲気もある
さまざまな音色が出てきてメロディーを紡いでいく
ギターの音が瑞々しい
インストかと思ったらボーカルが入ってくる、魔術師のような声
今回はロジャーディーンのカバーだが、まさにそうした音世界
ただ、イエスというよりはユーライアヒープか
フェードアウト、風と共に去りぬ
つかみはOK
★★★☆

2.From the Ground
なぞかけのような、小型ロボットの声のようなキーボードの音
それがそのままバッキングパターンになりボーカルが入る
アコースティックな音世界へ、ファンジック
機械仕掛けのやや不格好なロボットの妖精たちだろうか
ファンタジックな音世界、ほほえましいメロディ、神秘的なボーカル
やはりこのバンドの音にはミラクルがある
音の重なり方が素晴らしい、次々と多重で重なるキーボード、ベース、この辺りはイエス的
大きな木の上の樹上都市が伸びていくようだ
次々と建物が描写される、建てられる
さまざまなものが蠢く音がする、にぎやかで和やかなシーン
かなりベースが前に出てきている、イエス的と感じるのはクリススクワイアばりのベースラインのせいもある
★★★★

3.Black Swan
比較的このバンドにしては短い曲が続く、前2曲は4分台、これも5分台
前奏からファンファーレのように響くギターフレーズ
温かみのある丸い音色、ロニーストルトのトーンは煮え切らないが心の琴線に触れる
そこからクィーン的なギターオーケストレーションが入りボーカルへ
生ピアノとボーカル、バンド
弾む、スキップするようなリズムの上で優美な歌メロが続く
どこか歌謡曲のような、かといって泣きすぎないギターフレーズが入る
この辺りのメロディセンスが独特
かなり音数が多い、さまざまなフレーズが間断なく繰り出される
細かいサウンドのテクスチャがどこまでも連なっている
キノコの、胞子の森、生い茂る光の中を歩いていくような
緊迫感のあるパートを経て再びスキップするようなリズムに
コーラスもクィーン的、初期クィーン、デスワントゥーレッグスとか、オペラ座、華麗なるレースの頃
メロディセンスはクィーンらしさはない、いつもフラワーキングス節
編曲やアレンジに一部クィーン的な要素がある
★★★★

4.Morning News
ささやくような声からスタート、歌メロはポップで口ずさめる
小人の踊りのようなどこかかわいらしいリズム、それをのぞき込む人間、または巨人が歌っているのだろうか
ささやくような、見守るような歌い方
モーニングニュース、ということは朝の知らせ、何かを伝えているのか
現実感よりはファンタジー感が強い、シンセとギターがユニゾンする
どこかオーソドックスな、オールディーズな名曲の佇まいもある
ビートルズ的、アビーロードのB面あたりを彷彿させるシーンもある
粘り気のあるギターの音、優雅なナウシカの羽虫が腐海を飛ぶようだ
★★★★☆

5.Broken
アコギのカッティングからスタート、左右のスピーカーに揺れている
ギターとピアノが入ってきて、ネオプログレ、ポンプロック的なイントロへ
やや変拍子、小節の途中で出だしに戻る
ちょっとフィッシュ時代のマリリオン的
ややオリエンタルなフレーズが出てくる
ポジティブな響きのギターフレーズへ、歩いていく、前進していく
心地よいギターソロ
変拍子、ギターとキーボードが絡み合いハーモニーを奏でる
複雑な構造物ができていく
ジャズロック的なスリリングなパートへ、パーカッションだろうか、細かい打音も入る
目まぐるしく世界が入れ替わる、ディズニーのアトラクションのようでもある
ジェットコースターのようだ、さまざまなフレーズが出てくるがトーンは一定している
ザッパ的な音の玉手箱なのだが、メロディはつながっている
ふたたび歌メロへ、どこかくすぐってくるような音作り、ギターの音がくすぐる
さまざまなリズムやレイヤーが重なり曲の終わりへ
6分48秒、少し長くなってきた
★★★★

6.Goodbye Outrage
弦楽器の室内楽的な響きから、ボーカルが入ってくる
ささやくような、見守るようなボーカル
昔話、神話を語る語り部の声だろうか
吟遊詩人の歌かもしれない
どこか古めかしい、渦を巻くようなメロディ
楽器の音も古色蒼然としている
アコーディオンの音だろうか、回転している
弦楽器が入る、追憶、回想、走馬灯のように音が巡る
短いインタールード
★★★☆

7.Journeyman
インストだろうか、キーボードとギターがせめぎ合う
少し不思議な、つかみどころがないが移動が激しい音階
舞台転換か、こちらもインタールード、1分49秒
目覚ましのような音、目が覚めた朝の風景だろうか
やや不穏な、立ち向かうべき課題があるかのような力強く難解なフレーズ
余韻を残して消えていく
★★★

8.Tangerine
遠吠えのような音、蠢く音からキーボードの美しいアルペジオに
サンタナのような、ザッパのようなギターが入る
ボーカルが入ってくる、やや落ち着いた、静かに揺らめくようなファンキーさ
メインボーカルをコーラスがおいかける、掛け合う
展開してコーラス、幽霊のようなキーボード音
浮遊感のある音作り、静かに熱量が上がっていくが秘められた月夜の祭りのようだ
さまざまな弦がはじかれて飛び跳ねる、シンセ音もさまざまな音が入ってくる
リズムがブレイクして、様子をうかがって再びコーラスへ
職人的な手作り感、細かく精緻に刻まれた彫刻のようだ
のぞき込めば音世界が広がっている、見上げても音世界が広がっている
★★★★

9.Solaris
なぞかけのようなスタート、彼方から迫ってくる反復音
と思ったら以外にドラマティックなメロディが入ってきた、映画音楽のようだ
見知らぬ惑星への旅立ちか、到着か
やや不協和音的な低音のドローン音が響く
9分32秒の大曲、このバンドらしい展開が聴けるだろうか
前奏の壮大なメロディが鳴りやみ、機械的なキーボード音、機械仕掛けで慣らしているような
幽玄なギターが入ってくる、ミドルテンポでボーカルが入ってくる
ゆっくりと確かめるようなメロディ、光が差し込むようなコーラスが入る
やや薄暗いところ、暗闇を手探りで進む、地底探検か
ライトが道を照らす、ハーモニーが光か
ギターフレーズがうねりながら進んでいく、ヘヴィなブルース
自由にリズムを変えながら言葉が紡がれ、メロディが続く
ギターとボーカルがせめぎ合う
ところどころユニゾンしてバンドサウンドが形を変える、洞窟の形が変わるようだ
立ち上るピンクのもや、キャラバンなどのカンタベリーサウンドも彷彿させる
変拍子、少しずつさまざまな音が立ち上がってくる、ところどころで天上から降りてくるような音階
ボーカルフレーズに戻る、バンドサウンドが形を変える、拍子が変わりバッキングパターンが変わる
起伏、障害、予期せぬ出来事
ふたたび最初の壮大な惑星のモチーフへ
ソラリス、たしか外宇宙の太陽系の太陽名だったと思う
見知らぬ世界、見知らぬ異星の探索を描いているのだろう
シーンが変わる、アフリカの大地のような、雄大な響き、雄々しいコーラス、夜明けだろうか
太陽が昇る
ふたたび探索が続く、先へ進む、コーラスが照らす、うねるようなベース
ボーカルフレーズがだんだんと高揚していき短いフレーズを反復する
ユニゾンでバンドが熱量を上げる、引きずるようなリズムとリフだがそこまでヘヴィではない
巨大な昆虫のような、どこかコミカルな有機体、生命力を感じる
気が付いたら終曲、見事な構築力
★★★★☆

10.Heart of the Valley
かすかなボーカルから入り、雪崩のような、水の流れのようなキーボードフレーズへ
流麗に流れていく
ボーカルが入る、何度も問いかけるようなメロディから開放感のあるパートへ
やや変拍子、前のめりで曲が進む
メインボーカルにコーラスがついてくる、やや大団円感がある
冒険からの帰還だろうか
谷の心、谷ということはなんらか友好的な生物に出会ったか、ベースキャンプを作ったのだろうか
一息つける感じ、リズムはいろいろとドラマティックに展開するがメロディは晴れ晴れとしている
明るい余韻を残して終曲
★★★☆

11.Man in a Two Peace Suit
雑踏の音、静かなギター音、細かいシンバルの音
太いギター音でソロが始まる、歌い上げるギター
ドラムとベースとギターの絡み合い、キーボードがアンビエントを作る
どこか不思議な世界観、ファンタジックな音世界
ふたたび雑踏の音へ、今回も2枚組、これにてDisc1終了
★★★

12.All I Need is Love
Disc2へ、オーケストラ的な管弦楽団からスタート
少しキラキラとしたキーボード音
からのアコースティックギター、フラメンコのようなリズム、情熱的な歌が入る
テーマは「愛」だろうか、情熱を感じる
先ほどまでのファンタジックな感じとは雰囲気がかなり変わっている
音作りはもちろん共通する部分もあるが
ポップな歌メロ、ただ、ベースは弾む感じと言うよりはどっしりしている
夢見るような、きらめくようなキーボードの音
ギターの音とボーカル、一筋縄ではいかないコード進行
ギターソロからキーボードのリフへ
ポップな音世界のはずだったのにかなり長尺で難解なギターソロが入ってくる
と思ったら軽快なリズムとポップなギターメロディに、なんだろう、TV番組的な
ちょっとコミカルなシーンから再び歌メロへ
マイナーとメジャーが入れ替わる、オールディーズポップのパロディのようにも感じる
ポップなんだけれど、案外こういう曲はなさそう
こんなに複雑な展開のポップソングはまぁないだろう
北欧的なユーモアなのか、不思議な曲
★★★★☆

13.A New Species
新しい種、ということで、再びSFファンタジー的な世界か
不穏な響き、サスペンスと言うか緊張感がありつつ、なにか美しいものが生まれ出るシーンのようでもある
もしかして前曲の「愛」というのは異種族間の愛なのだろうか
急にシーンが変わりキーボードの速弾き、EL&Pのタルカスのような音
緊迫感のあるフレーズ、ドラムの乱打
から落ち着いたリズムへ、ただピアノの速弾きフレーズが所々に入る
細かく明滅を繰り返す、卵だろうか、あるいは生命の神秘か
新しい何か、小さな赤ん坊が遊ぶような、とはいえ不思議で不穏な響きもある
リズムが変わる、鼓動が早くなる、心拍音だろうか、ドッドッドッドッ
音が飛び跳ねる、ギターフレーズが苦悶の表情、キーボードがうねる、速くなる、再びタルカス
緊迫感のあるキーボード、リズムの絡み合い
急に音数が抜けて何かを通信するような、リズミカルな信号のようなパート
分かりやすいメロディが入ってくる
音世界が次々と変わる、実際にライブでこれを見たらかなりスリリングだろう
やや落ち着いた、感動的ながら少しずれたメロディに、誕生だろうか
5分56秒、インスト
★★★★

14.Northern Lights
北の光か、ハミングとゆらめくシンセ音、キラキラした音
コード感のあるベースが入ってくる、アコギの音と共にボーカルが入る
パーカッションだろうか、細かいリズム、メロディは美しく流れていく
山を越えていく、雪山を上っていく、夜明けだ
視界はときどき晴れるものの吹雪なのか霧なのか、自分がどこにいるのか分からなくなる
靄がかかった視界の中で先に進む
キーボードの音が手綱だろうか、ボーカルメロディが力強さを増していく
コードが上昇していく
場面が展開し、短い警句のようなフレーズ
落ち着いたパートへ、ギターの細かい刻みが入る
フレーズの洪水、左右のギター、キーボード、ベース、ドラム、万華鏡
オーロラのように揺らめく光というよりは力強い光、山頂の光
上っていく、光を目指す
ブレイクし打楽器の連打で再び上り始める、コードが上昇していく
軽快な跳ねるようなリズムで終曲へ
5分45秒
★★★☆

15.Hidden Angles
ジャズロック的な始まり方、ユニゾンでめまぐるしく変わるリズム、ジャズ的なボイシングのコード
からのクラシカルなフレーズ、52秒で終了、インタールード
★★★

16.Serpentine
アダルトなサックスの音から、リズムが入ってくる
少しスカというか、ノリのよいリズム
回るような、メリーゴーランドのようなメロディをコーラスが奏でる
サーカスのようなメロディラインへ
ふたたびくるくる回る高速の木馬へ、不思議でコミカルな音が入る
カポカポしたおもちゃの馬が走っているような音が入る
ボーカルのメロディはけっこうシリアス
からの回転木馬パートへ、これはザッパ感が強いが、サックスのアダルトな感じが違う
この組み合わせは新鮮、いろいろな音が次々と入ってきて飽きない
フレーズとフレーズがユニゾンし、また形を変えていく
高度に統制が取れた有機的な組織
3分53秒、勢いよく終曲
★★★★☆

17.Looking for Answers
パイプオルガンの荘厳な響きからスタート、から古めかしい音色がメロディを引き取り、ギターソロへ
ギターは音が太め、ややひっかくような音、荒々しさも感じる
オリエンタルなフレーズを木琴のようなシンセ音で奏でる
古い民族楽器だろうか、かなり中東色の強いフレーズが続く
このアルバムの中では異質なメロディ
荘厳なチャントが入り、ギターのハーモニーがスタート
警句のように「Looking for Answers」のフレーズが繰り返される
ふたたびチャントのようなコーラスが入る
泣きのギターフレーズが歌い上げる
4分45秒、インスト
★★★★

18.Telescope
きしむような音、から不安になる和音
からベースとドラムが入り、落ち着いた和音に
少し緊張感は残っている、ところどころにピアノの音が置かれる
少しスクラッチノイズのような、雨の音のような音が入る
メロウでシリアスなメロディ、雨を感じる
ボーカルは多重、合わせ鏡に映った自分のよう、近く、遠く、違う角度からの声のようだ
手品のような奇術のようなギターソロ、煙が出そう
落ち着いたトーンに戻り、再び雨の中で歌う
ギターがけっこう気持ちよくソロを弾きまくっている
ボーカルがやや遠ざかっていく
ラテンなリズムが入ってくる、パーカッション、朗々とした歌声
ふたたび光、キーンという音、視界が閉じていくような音
4分52秒
★★★★☆

19.Fool's Gold
ネオプログレ的なスタート、音階移動が激しいリフでスタート
ミドルテンポで落ち着いたメロディ展開に、優しいメロディ
どこか民謡的、フォーク的なメロディと言えるかもしれない
だんだんテンションが上がっていく、キーボードとギターがフレーズで入ってくる
こちらもギターとボーカルが絡み合う、ドラムはやや変拍子気味
ベースがせわしなくフレーズを奏でる
キーボードが多重でポリリズム的なフレーズを奏でる
さまざまな楽器の多重のハーモニーとリズム
それらがずれたり、ぴったりと重なったりしながら表情を変えていく
短い曲、3分18秒
★★★★

20.Between Hope & Fear
ふわふわしたドローン音からスタート、和音が明るくなったり不協和音になったり表情を変える
宇宙との通信のようなSF的な音がところどころに入る
ピアノの落ち着いたフレーズに、音色が妙に古めかしい、ハープシコード的
時代がかったボーカル、少しレコードノイズが乗ったような声
ささやくような、しずかに口ずさむボーカル
遠くでハミングしているような声に
バンドサウンド共にフェードアウトしていき、ふたたびリズムが入ってグルーヴが戻ってくる
揺蕩う、揺らめくようなサウンド
不思議なコード進行、個人的には後期のオルタナティブロック期のムーンライダースを思い出した
★★★☆

21.Islands
静かなフレーズ、キーボードが奏でる
ヴィンテージな音、ファンタジーのようなゲームミュージックのチープな音のような
ドラムとギターが入り、ゆったりとしたフレーズを奏でる、だんだんと景色が変わる
ドラムのタム回しは細かく、速い
これがラストの曲
アルバムのタイトルトラックということはコンセプト的な曲なのだろうか
ジャムセッションで作ったような感じもするが、オーケストラが入ってくる
そういう「バンドサウンド」がテーマなのかもしれない
メインとなるモチーフはゆっくりとした、浮かび上がるような大きなフレーズ
コーラスも入る、幽玄な感じの音で終了
このバンドにしてはあっさりしている
4分15秒
★★★☆

全体評価
★★★★
独特の音世界、さまざまなリズムやメロディが混在し、それらが結びついて複雑な表情を見せる
何かがズバぬけているわけではないが、全体としてのクオリティがひたすら高いのがこのバンドの特色
今作はそれが色濃く出ていて、音に魔法が戻ってきた気がする
ハッとしたりワクワクする場面はここ数作の中で一番多かった
ただ、大曲が少なかった、やはりこのバンドの真骨頂は10分台の大曲だと思うがそれがなかったのがやや不満
あと、Disc1もDisc2も終盤が尻すぼみ気味、余韻なのかもしれないがもうちょっとクライマックスが欲しかった
アルバム2枚組でボリュームがあり、ゆったりとした時間で世界を描き切るのが魅力ではあるがもう少し曲を絞っても良かったのかも
9は見事な曲だったが、これだけの長さのアルバムならもう1~2曲、大曲のキラートラックがあれば文句なかった

リスニング環境
夜・家・ヘッドホン

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