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資金調達という違和感。

今日は思いの丈を語ることにするよ。

まとまっていて読みやすい文章もいいが、若者が若者らしくまとまらない思いを語る日があってもいいじゃないかい。

この2年半ぐらいの間、(スタートアップを含む)ベンチャー企業に関わったり、自らが創業をしたりしてきた。

私の創業した株式会社アグクルは現在、VCや投資家からの資金調達はしておらず、銀行からの融資を中心に経営を営んでいる。

資金調達への違和感

さて今日私が伝えたいのは、資金調達に対する違和感

私の仲間にも資金調達をすべく、駆け回る同世代や仲間がいる。
資金調達することが悪いとは思っていない。

しかし、起業家が投資家に近寄るときのスタンスで受け入れられないときもある。

とにかく資金調達をしたいらしく、相手を人と見ずに、お金の出どころのように見ている。

相手を人ではなく、お金だと思っているように私には思えちゃう。

アグクルが資金調達に乗り出さないのには2つの理由がある。

①地に足がついていないから
②お金は後からついてくると信じているから

一つは、まだ地に足がついておらず、やっと製品が売れてきて、組織になっていないのに、スケール思考になったら細部を見失ってしまう気がするからだ。

神は細部に宿る

僕は「神は細部に宿る」という言葉が好きである。

夢は大きく持った方がいいと思う。

いつどこで足元を救われるかわからない。

だからこそ、大きな夢を持ちながらも、細部に対して意識を向け続けられるようにしたいと思っている。

今は意識を向けて初めて細部を大切にできるが、無意識にでも細部を大事しすることができるようになったならば、そのときこそ新しいステージ(資金調達など)ではないだろうかと思っている。

大切なのは人と人との付き合い

そしてもう一つは、お金は後からついてくると信じていること!

私が単月黒字化の後にはすぐに新しい投資をしてしまうので、アグクルの経営はまだまだ不安定なんだけどね〜。

私の関わる人の中にも投資家もいる。

でも私は今まで一度もお金を出してほしいと思ったことはない(はず)。
(1ミリくらい思ったけど、すぐに脳内から消した。。。)

大事なのって、起業家と投資家というような利害関係じゃなくて、人と人の付き合いだと思うんよね。

ぶっちゃけお金だけ出してくれるけど、意気投合できない人に投資されたくないし、自分の事業を金のなる木と思う人に投資してもらいたいなんて思わない。

起業家の一部は出会った初日や数日で「投資してください!」という。

多分、本に書いてあったり、それで成功している起業家がいるからかもしれない。

でも考えてみてほしい。

好きな人とどう付き合えるかを考える

好きだなとか付き合いたいなとか思う人に会った初日に告白する人がどこにいるだろうか。

そもそも本当に好きかどうかだって初日にはわからないじゃないかなって思う。

この人付き合いたい(投資してほしい)と思うなら、まずは相手のことを知ることが必要だし、同時に自分のこと(起業家自身や事業内容)を知ってもらって好きになってもらわないといけない。

それなのに初日に「付き合ってください!」(投資してください!)というのは、よっぽど直感的にビビッときたか、ただのタチの悪いナンパみたいなものである。

まずは人と人との付き合いが必要なんじゃないかな

資金調達に違和感を感じていると話したけど、もはやそんな次元の話じゃないかもしれないなと語っていて思った。

起業家であろうとそうでなかろうと、友達であろうとお客さんであろうと、全員人なのである!

だから難しいことは考えずに、とにかく相手に喜んでもらって自分の嬉しい気持ちにどうしたらなれるかを考えればいいんじゃないかんと思う。

以上、若者の戯言でした。

※この資金調達に対する違和感は、資金調達初期フェーズでの違和感です


ここまで辿り着いてくださったあなたへ。人生で誰と出会い、どんな縁があるかはわかりません。でもそれを楽しむことができる人生こそが、発酵ある毎日だと私は思っています。サポートはみなさんとコラボするために使いたいので、意思表明としてお気持ちいただければ嬉しい限りです。