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あなたが知らないタイの麺料理の世界 -珍しいクイッティアオがある9店舗-

「クイッティアオ(ก๋วยเตี๋ยว)」と呼ばれるタイの麺料理は、タイ人にとって国民食のひとつと言っていいほど親しまれており、バンコクを歩いているといたるところで食堂や屋台を見かけます。

クイッティアオついてはブログ「激旨!タイ食堂」で以前書いたことがありますが、タイ国内で米麺のクイッティアオが広がり始めたのは、アユタヤ王朝が終わりトンブリー王朝を建てたタクシン王(在位1767年〜1782年)の頃からだと言われています。

潮州出身の両親を持つタクシン王は、タイ国内における華人の商売を奨励したことで、潮州人を中心とした華人が中国本土より大量に移住。
移り住んだ潮州人が開く食堂には、潮州の麺料理「粿条(グオティアオ)」が置かれ、徐々にタイ人にも広がり「クイッティアオ/ก๋วยเตี๋ยว」という料理名になったという説が有力です。

僕はこの説を確かめるべく、中国の潮州に訪れて現地で「粿条」を食べ歩きました。
潮州食べ歩きの記事はブログをご覧ください。

タイでクイッティアオを何度か食べたことがある方はご存知だと思いますが、麺やスープにはいくつもの種類があります。

オーソドックスな麺はセンレック(米の細麺)、センヤイ(米の太麺)、センミー(ビーフン)、バミー(小麦麺)、ママー(インスタント麺)など。
スープはナムサイ(クリアスープ)、トムヤム、ナムトック(豚の血を入れたスープ)、イエンタフォー(紅腐乳のスープ)などがよく見られます。
またスープ無しのクイッティアオもあり、それらを組み合わせるとその数は何十種類!

僕はブログの取材やYouTubeの撮影で、何十店舗ものクイッティアオ屋を食べ巡ってきましたが、ときには前述した麺やスープ以外の珍しいクイッティアオに出会うこともありました。

本記事ではそういった僕が出会ったきた【珍しいクイッティアオ】にフォーカスして取り上げていきます。
いままで食べたこともなければ聞いたこともないクイッティアオが必ずあると思いますので、クイッティアオが好きな方や、もっとタイ料理について知りたい方ならお役に立つ記事だと思います。

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文字総数が1万文字超の気合いの入った記事です。
全9店舗、珍しいクイッティアオの記事をぜひご覧ください!

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