見出し画像

『SeaBed』聖地巡礼記③北野異人館周辺 Part2

前回は番外編ということで、「聖地」と言うには怪しい場所を紹介したが、今回は正しく「聖地」と言える場所を紹介しよう。端的に言うと、第三章で貴呼と繭子が車で向かった商店街は、本当に異人館の近くにあった。まずは作中の描写を見てみよう。

前回も触れた「食品量販店」の後に向かう場所。
三ノ宮駅周辺にあるジャズライブハウス。レンガと石造りな外観が特徴的。

次の聖地は、ここから幾分か離れた場所にあった。

物語上重要になる、梢のヘアピンを買った場所。後で気付いたが、このヘアピンのデザインは四つ葉のクローバーだった。
実際の店舗は、残念ながら開いてはいなかった(閉店してはいない?)。取っ手が付いた独特な両開き扉が特徴。

店の情報を見ると「不定休」と書かれているため、繁忙期などに限って開いていたりするのかもしれない。

商店街~画廊までに通る道。実際はかなりの坂を抜けた場所にあった。
ポールが建てられていたりと、一部景色が変わっている。

比較してみると分かるが、作中ではなぜか画像が反転して使用されている。ちなみに、ここに限らず「商店街」という場所がよく出て来る割には、この近くにある「三宮センター街」や「神戸元町商店街」の画像は一切出てこない。

「画廊」とされる場所。実際は個人宅(?)のようだった。
『SeaBed』のモティーフであるクローバーの絵が飾られていた。ちなみに中の画廊自体はCG。

それぞれの聖地の地理的関係はそれなりに離れてはいるのだが、実は一本の線でつなげることができる。それは言わば「架空の聖地」とも言うべき場所を経由することで、作者が実際に訪れたルートが見えてくる。それは正直オマケで書くべきような内容なので、オマケを別にするなら、次回は岡山県編を紹介する予定だ。

この記事が参加している募集

全力で推したいゲーム

ご支援頂けましたら、記事執筆や編集の糧にしたいと思います。蔵書を増やすと、編集できる幅が広がります。