【中日】補強第1弾は三浦瑞樹投手! 井上竜を支える球団の明確な補強意図とは ~11/19~
井上竜補強第1弾は、ソフトバンクから戦力外通告を受けた三浦瑞樹投手でした。
三浦投手はプロ3年目の今季、7月に支配下枠を掴み1軍で5試合に登板。2軍では防御率1.60を記録し、最優秀防御率のタイトルを獲得する活躍をみせました。
井上一樹監督の船出を支える補強。球団の意図は明確です。
左腕の補強を最優先
今年のドラフト会議で金丸夢斗投手(関大)、吉田聖弥投手(西濃運輸)を上位指名していることから分かるように、左腕の補強を最優先に行っている今オフの中日。
そこに、育成契約の見込みとはいえ左腕の三浦投手を補強。
小笠原慎之介投手のメジャー挑戦、大野雄大投手(36)と松葉貴大投手(34)の年齢を考慮した動きであることは明白です。
リリーフは齋藤綱記投手、橋本侑樹投手らの活躍が来季も見込めるため、先発として期待できる左腕を獲得したいという意図が痛いほど伝わってきます。
小笠原投手の動向は不明だが・・・
中日の育成には実績十分の岡田俊哉投手に加え、近藤廉投手、森山暁生投手と期待の左腕が並んでいます。さらに、支配下では福田幸之介投手もいます。
三浦投手はソフトバンクから戦力外通告を受けたとはいえ、その実力は折り紙付きです。
2軍でタイトルを獲得し、1軍の舞台も経験した将来有望な左腕は、故障さえなければすぐに支配下枠を掴むことができます。
現時点で小笠原投手の動向は固まっていませんが、三浦投手の獲得で左腕王国形成の理想的な土台が整いつつあります。
小笠原投手が退団すれば戦力ダウンは確実です。しかし、ベテランだけに頼るのではなく、若手の台頭による世代交代が進む可能性が出てきました。
的確な補強
来季だけでなく、将来も見据えた三浦投手の補強。
球団は井上監督を支えるべく、理想的な動きをみせたといえます。
昨オフは中田翔選手をはじめ、大金を使って1軍経験豊富な選手を揃えました。
一方、今オフはここまで補強の動きが少なく、チーム課題をピンポイントで補う形へと変化しています。
井上監督1年目のシーズン、的確な補強でジワリと戦力を上げています。
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