【中日】ブライト健太選手・田中幹也選手の味が出た! 大逆転勝利の要因の1つとは ~8/22~
◇8月22日 中日9-8DeNA(横浜)
このチームの意地を見た気がしました。
6回終了時点で1-7。限りなく敗戦の可能性が高まった試合だと思いましたが、8回にまさかの同点。
失礼ながら、ここまで打線が機能するとは想像していませんでした。
多くのヒーローが生まれた攻撃で、カギを握っていたのは四球でした。
ブライト選手の味
まずは2-7で迎えた7回表、1死一、二塁の場面。
1点を返し、なおもチャンスの場面で代打・ブライト健太選手が登場。
DeNAの先発・ジャクソン投手は右腕ですが、試合前時点で対右打者の方が被打率が高い投手でした。
ベンチに石垣雅海選手、山本泰寛選手と右打者が控える中で、7球粘って四球を獲得。これが、この日ジャクソン投手から初めて奪った四球でした。
満塁となり、続く福永裕基選手の遊ゴの間に1点を獲得。3-7と4点差にまで縮めました。
観客を魅了するような長打ではありませんが、価値ある四球で次打者に繋げたブライト選手。
これで、最近5試合で8打席に立ったブライト選手は、そのうち3打席で四球を選んでいます。
出場機会を得るため、いい味が出てきています。
理想的な攻撃
8回に4得点を奪って同点に追いついた攻撃では、2つの四球が絡んでいました。
3-7で迎えた2死二塁。代打で登場した高橋周平選手が四球を選ぶと、続く村松開人選手の適時二塁打に繋がり5-7。
さらに、田中幹也選手が四球を選んで繋ぐと、代打・山本泰寛選手に適時打が生まれました。
中軸を除けば、DeNA打線のように次から次へと長打が期待できる打線ではありません。
その中で、2つの四球を絡めてビッグイニングを作る、まさに理想的な攻撃をみせました。
大逆転勝利の要因の1つ
試合は8-8の9回表、1死満塁のチャンスで田中選手が適時打を放ち、大逆転勝利を収めました。
DeNAの内野が前進守備を敷く中、遊撃手の後方にポテンと落ちる安打。
見事な一打でしたが、8回に選んだ四球も同じくらい価値のあるものでした。
ブライト選手、田中選手の良さを出し、高橋周選手はさすがの四球。
大逆転勝利の要因の1つに、四球を選んだ選手の貢献がありました。
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