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【中日】齋藤綱記投手のイニングまたぎに詰まった立浪監督の意図は? 浮かんだ2つの可能性 ~8/21~

◇8月21日 DeNA7-1中日(横浜)

中日の先発・松木平優太投手が4イニング6失点と打ち込まれ、5回から継投に入った一戦。

この時点でスコアは1-6。DeNAの先発が東克樹投手ということを考えると、限りなく勝利の可能性は消えていました。

リリーフ陣を上手く起用する必要が生まれた中で、前日(20日)に登板した岩嵜翔投手、福敬登投手がベンチ外。

立浪和義監督の試合運びに注目が集まりました。


勝ちパターンを温存できる試合展開

その中で気になったのが、2番手で登場した齋藤綱記投手がイニングまたぎを行ったことです。

ベンチ入りしているリリーフ陣の顔ぶれを考えれば、5回から1イニングずつ登板させても勝ちパターンを温存できる試合展開。

登板過多は心配ですが、橋本侑樹投手や藤嶋健人投手らを起用して凌いでいくと思われました。

しかし、5回から登板した齋藤投手がイニングまたぎ。

この起用法には、立浪監督の意図が詰まっていると感じました。

橋本投手・藤嶋投手の負担軽減

考えられる意図は2つ。1つ目は、齋藤投手に2イニング投げてもらうことで、疲労が心配な橋本投手と藤嶋投手を温存させることです。

実際、この日は両投手とも起用することなく敗れました。

6連戦の2戦目。翌日以降も試合が組まれていることを考えると、リリーフ陣の負担を和らげたいと考えることは自然な流れです。

5回から1人ずつ登板して連投をさせるより、齋藤投手が2イニング投じ、翌日ベンチ外にして休んでもらう方が、無理な起用を避けることができます。

立浪監督の信頼

2つ目は、立浪監督の橋本投手に対する信頼が上がったことです。

橋本投手は自己最多となる40試合に登板し、防御率1.17。離脱した時期があったとはいえ、ここまで見事に結果を残しています。

本来であれば橋本投手がイニングまたぎを行っても不思議ではない状況でしたが、齋藤投手がイニングまたぎ。

橋本投手は直近4試合で2度イニングまたぎを行っており、疲労を考慮しただけの可能性もありますが、1段階上の投手に認定されたと感じました。

***

先発投手が長いイニングを投げることが理想です。その中で、気になった齋藤投手のイニングまたぎ。

橋本投手は18日、藤嶋投手は17日を最後に登板しておらず、この日出番があってもおかしくありませんでした。

疲労を考慮してか、橋本投手への信頼が上がったのか。

立浪監督の意図は果たして・・・。

【参考サイト】


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