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【中日】高橋宏斗投手を波に乗せた1球とは 8勝目の要因がここに! ~7/30~

◇7月30日 中日6-0ヤクルト(バンテリン)

中日先発・高橋宏斗投手が7イニング無失点と圧巻の投球をみせ、自己最多となる8勝目を挙げました。

これで33イニング連続無失点、7月の月間防御率は0.00と、次元の違う投球を続けています。

一方、この日は立ち上がりに苦しみ、1死一、二塁のピンチを招きました。結果的に抑えて波に乗りましたが、その要因はある1球にありました。


村上選手との対戦で

その1球は、村上宗隆選手と対戦した4球目の直球です。

直前の宮本丈選手に対し、1球もストライクが入ることなく四球。ゾーンから大きく外れていないとはいえ、本来の調子でないことが伝わってきました。

1死一、二塁で村上選手、オスナ選手を迎える厳しい場面。

その中で、2ボールからスプリットで空振りを奪った後の4球目。加藤匠馬捕手は外角寄りに構えていましたが、白球はわずかに内角やや高めのコースに。

村上選手の力であれば、ホームランになる可能性が十分にある一球でしたが、狙い球が違ったのか見逃してストライク。

その後、高橋宏投手がスプリットを高さもコースも完璧なところに投げ、空三振を奪いました。

勝敗を左右

この1球で波に乗った高橋宏投手。オスナ選手も空三振に仕留め、初回のピンチを切り抜けました。

その後、高橋宏投手は2回から6回まで3者凡退に抑える完璧な投球。本来の調子を取り戻し、打線の援護もあって主導権を握りました。

ヤクルト側からすれば、立ち上がりの高橋宏投手を攻め切れなかったことで勝利から遠ざかりました。

その要因は、村上選手に投じた4球目にあり、結果的に勝敗を左右しました。

エースの役割

チームの連敗を5で止め、後半戦初白星に大きく貢献した高橋宏投手。

開幕ローテは逃したとはいえ、ここまでエースの役割を果たしています。

次元の違う投球を続ける若竜は、一体どこまで成長を続けるのでしょうか。

次戦の登板も楽しみです。

【参考サイト】


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