【中日】柳裕也投手VS坂本勇人選手に暴投の兆しあり!? 復活へ惜しかった1球とは ~8/24~
◇8月24日 巨人6-2中日(東京D)
6月16日以来の1軍マウンドとなった中日先発・柳裕也投手は、5イニング3失点で降板。
4回以外は得点圏に走者を背負う苦しい投球が続き、復活星とはなりませんでした。
勝負の分かれ目となったのは、0-2で迎えた5回裏の暴投。
直前の坂本勇人選手との対戦にヒントが詰まっていました。
惜しい1球
2死一、三塁のピンチで、打席には岸田行倫捕手。
2球で簡単に追い込んだ後、3球目のカットボールが引っかかり、致命的な3点目を失いました。
岸田捕手に対し、第1打席はフォークで遊ゴ、第2打席は直球で一飛と、文句のつけようがない投球をみせていただけに、惜しい1球となりました。
カウント0-2から生まれた暴投。カウントに余裕があった場面で生まれたプレーは、同じ回の坂本勇選手との対戦が影響していました。
坂本勇人選手の空三振が影響
0-1で迎えた1死一、三塁の場面で坂本勇選手と対戦。
併殺打でピンチを切り抜けられるという光が見えた状況で、結果は空三振。
カーブで体勢を崩し、最後は外角低めに外れる縦のスライダー。明らかなボール球を振らせる、見事な1球でした。
しかし、この1球に手応えを感じたのか、岸田捕手に対して焦った攻めに繋がりました。
見事に坂本勇選手を打ち取った反面、普段以上に三振を意識して奪いにいった1球。
三振を狙うリードは責められず、3球勝負で変化球を選択したことも責められません。
実際に追い込んだことで三振が奪える未来図も見えた中で、完璧を追い求めすぎた1球でした。
柳裕也投手らしさも
いつ、崩れてもおかしくない状況の中で、粘り強さをみせた柳投手。
一方、本来の姿までには上昇の余地があります。
5回、坂本勇選手から奪った三振は、これまでの2打席の内角攻めが効いた見事な組み立てでした。
厳しい投球内容になりましたが、復活に向けて柳投手らしさも垣間見えた久々の1軍マウンド。
だからこそ、3点目を失った暴投が非常に惜しく、重くのしかかりました。
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