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【中日】藤嶋投手VS島田選手が分岐点に? 乱打戦を制した要因とは ~7/13~

◇7月13日 中日10-8阪神(バンテリン)

中日先発・涌井秀章投手が1回で降板し、その後両チームの打線が爆発。

5回終了時点で10-8とド派手な展開になった試合を、中日が制しました。

分岐点となったのは6回表。藤嶋健人投手VS島田海吏選手の対戦にありました。


島田選手優位の中で・・・

5回裏、中日が5点を奪って逆転。試合の流れを掴むには、6回を0点で抑える必要がありました。

藤嶋投手はイニング跨ぎ、阪神の攻撃は1番・島田選手からと、何が起きてもおかしくない場面

島田選手は藤嶋投手の決め球・低めのスプリットを2球とも完璧に見極め、やや優位な展開。一方、藤嶋投手は我慢強く攻め続けます。

フルカウントまでもつれた戦いは、藤嶋投手が懸命に腕を振り、島田選手がファールで粘る意地のぶつかり合い。

結果、11球目のスプリットを島田選手が空振り三振。見逃してもストライクで、藤嶋投手が我慢比べに勝ちました。

四球が絡む試合展開

中日は4回、5回と連続で失点しましたが、いずれのイニングも四球が生まれていました。

4回は1死から連続四球を与え、3失点のキッカケとなりました。

5回には二塁手・板山祐太郎選手のファインプレーで失点には絡みませんでしたが、先頭の近本光司選手に四球を与える嫌な流れを作っていました。

涌井投手のアクシデントがあったとはいえ、らしくない投球が続いたリリーフ陣。

その中で、5回途中から登板した藤嶋投手が6回の先頭・島田選手に出塁を許さなかったことで、勝利を大きく引き寄せた中日。

藤嶋投手VS島田選手の対戦が、この試合の分岐点となりました。

流れを作ったヒーロー

藤嶋投手が6回を抑えた後は、清水達也投手、松山晋也投手、R・マルティネス投手が0点に抑え、阪神の反撃を退けました。

最後まで何が起きてもおかしくない試合。一握りの運が勝敗を分ける可能性もあった中で、藤嶋投手の好投が光りました。

もし、6回に島田選手の出塁を許していれば、勝敗が変わっていても不思議ではありません。

両チームとも6回以降は0点。その流れを作ったヒーローは、間違いなく藤嶋投手です。

【参考サイト】


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