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【中日ドラゴンズ】驚きの1番・ビシエド選手 その意図を探ってみた ~7/25DeNA戦~

目を疑うような、驚きの打線を組んできました。

後半戦、まだ白星がないドラゴンズ。本拠地に戻り、5連敗中のDeNAと対戦。試合前時点で対DeNA戦は3勝7敗1分と苦手にしていますが、DeNAも本調子ではありません。

両チームとも連敗を止めるべく、小笠原慎之介投手、今永昇太投手とエースを投入。1点を争う好ゲームになると予想されました。

その中で、ドラゴンズは1番にビシエド選手を起用。驚き以外の言葉が見つかりませんでした。奇策中の奇策ともいえる1番・ビシエド選手。その意図を探ります。


防御率0.60への策

今季、今永投手と2度対戦しているドラゴンズ。0勝1敗、防御率0.60と完璧に抑えられ、何かしらの策をとる必要がありました。

前半戦の最後辺りからスタメンを外れる機会が多かった新人・福永裕基選手をスタメン復帰させる策が有効だと考えていましたが、まさかの1番・ビシエド選手。少しも考えていなかった策が飛び出しました。

福永選手は7番・遊撃でスタメン復帰。村松開人選手に代わって二塁でのスタメンだと予測していましたが、ここもやや驚きの起用でした。

前試合で手痛い走塁ミスを犯した村松選手はスタメン継続。この起用には、若手を育てる立浪監督の我慢強さを感じました。

対今永投手を意識

以前の投稿で、広島が4番に上本崇司選手を起用したことに触れました。

今回の1番・ビシエド選手も上本選手レベルの衝撃を受けました。意図があっての起用だと思いますが、今回は対今永投手を意識しての起用だということは間違いありません。

ただ、ビシエド選手は前カードで7打数1安打。好調とは決して言えませんが、対左投手に対して打率が高いこと、2018年に首位打者、最多安打のタイトルを獲得したビシエド選手の打撃技術に期待したのではと考えます。

求めるものが変化

今季のビシエド選手は長打が生まれず、苦しんでいます。来日初年度からシーズンを重ねる度、広角に鋭いライナー性の打球が多くなった印象があります。

試合前時点で本塁打は2本、二塁打は5本。近年、4番として打線を引っ張ってきた選手とは思えないほど、長打が生まれていません。

ビシエド選手に長打を求めるのではなく、安打、出塁を求める。後半戦という1つの節目を迎えた中で、ビシエド選手に求めるものを変化させるタイミングだったのかもしれません。

奇策か、それとも

試合は、初回に小笠原投手がファーストストライクを狙われ4失点。注目のビシエド選手も出塁することができず、打線が機能したかどうか評価することはできません。

次戦の予告先発は右腕のガゼルマン投手。1番・ビシエド選手という形が崩れれば、対今永投手用の奇策ということが確定します。

一方、次戦以降も1番・ビシエド選手が継続すれば、ビシエド選手に求めるものが変化したことが分かります。

長打から安打、出塁率へ。求められるものは大きく変わりますが、今季のビシエド選手にはピッタリかもしれません。

皆様はどのように考えますか?

【参考サイト】


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