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【中日】梅津晃大投手の1球が勝利に直結? 首位・広島に勝利した価値ある1球とは ~7/6~

◇7月6日 中日2-1広島(バンテリン)

カリステ選手が欠場し、スタメン復帰した板山祐太郎選手が移籍後初本塁打。選手層の厚さをみせつけました。

中日の先発は梅津晃大投手。6回1失点と好投し、2勝目を挙げました。連日、投手陣が広島打線を抑え、カード勝ち越しに導きました。

この日、勝負を分けたのは6回。梅津投手の魂こもった1球が、勝利をたぐり寄せました。


広島ペースに傾いた中で

2-0とリードして迎えた6回表。先頭・秋山翔吾選手に安打を許し、犠打を挟んで1死二塁のピンチ。

打席には、第1打席、第2打席ともに四球を与えていた野間峻祥選手。球数は80球台。勝ちパターンの投手が充実していることを考えると、勝負所を迎えました。

しかし、野間選手に対してカウント2-2から暴投。捕手の加藤匠馬捕手がボールを見失った影響で、二走の秋山選手がホームイン。この試合初めて失点を許しました。

カウントは3-2。ここで四球を許せば、一気に広島ペースになってもおかしくない場面。

ここで梅津投手は152キロの直球で空三振を奪い、自らの手で流れを戻しました。

試合を決めた1球

梅津投手の魂こもった1球。野間選手を三振に打ち取った直球が、今日の試合を決めた1球となりました。

続く坂倉将吾捕手に対しても、150キロの直球で中飛。6回を投げきり、勝ちパターンに繋ぐ最高の投球をみせました。

梅津投手は直近3試合、全てイニング途中で降板。惜しい投球が続いていただけに、価値ある1球となりました。

前日、高橋宏斗投手が完封勝利していたこともあり、早めに継投することもできた試合。

野間選手への1球が、チームも自身も救いました。

大きな1歩を踏み出した

広島の先発が大瀬良大地投手であることを考えると、1点の重みが増すことは確実。梅津投手が勝つには、ロースコアの接戦を制するしかありませんでした。

その中で、自身の暴投で傾きかけた嫌な流れを、1球で見事に封じた梅津投手。勝利投手にふさわしい投球でした。

まだ2勝5敗と負け越していますが、今日のような投球であれば大型連戦中も期待することができます。

1段階上の投手へ、梅津投手が大きな1歩を踏み出しました。

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