【中日】福敬登投手の今季初登板が要因に? 理想的な継投ができたといえる理由とは ~7/3~
◇7月3日 巨人6-1中日(前橋)
背番号「34」が1軍のマウンドに帰ってきました。
0-3で迎えた5回裏、1死三塁の場面。中日の先発・涌井秀章投手が緊急降板し、暗雲が立ち込めた中で登板したのが福敬登投手。
丸佳浩選手にいきなり四球を与え、続く吉川尚輝選手に犠飛を浴びましたが、最少失点で切り抜けました。
6月30日、キャリアハイに迫る27試合に登板していた橋本侑樹投手が抹消され、土生翔太投手とともに昇格した福投手。
厳しい試合の中で、明るい材料がありました。
勝ちパターンを投入する可能性
それは、ビハインドの試合で勝ちパターンを投入する可能性が減少したことです。
この日は涌井投手のアクシデントがあったとはいえ、5回からの継投。
土生投手がベンチを外れ、明日(4日)は試合がないことを考えると、試合を成立させるために勝ちパターンを投入する可能性がありました。
2軍で実戦復帰を経ずに昇格した藤嶋健人投手の状態が不透明なことを考えると、ビハインドの展開で登板するリリーフ陣の踏ん張りが求められました。
理想的な継投
福投手が緊急事態を救ったことで、フェリス投手、藤嶋投手、祖父江大輔投手と理想的な継投で乗り切れた試合。
本来は打線の反撃が求められますが、巨人先発・井上温大投手の調子と、5回までに4点差をつけられたことを考えると、勝利からは遠ざかっていました。
8回裏、2死走者なしから祖父江投手が失点したものの、福投手、フェリス投手、藤嶋投手は安打を許しませんでした。
反撃の態勢を整え、打線の爆発に期待する試合展開に持っていったことは明るい材料です。
今後に繋がる
ビハインドの試合で、理想的な継投を成功させた立浪和義監督。その要因となったのは、ピンチで登板した福投手の存在です。
抹消された橋本投手はイニングまたぎ、延長戦での登板など多くの役割を担い、離脱はチームに大きなダメージを与えました。
その中で、この日は通算260試合登板と経験豊富な福投手の技が、チームを救いました。
これからは、イニングまたぎをこなせる土生投手の存在も重要になってきます。
勝利を目指すことが1番ですが、リリーフ陣の起用に関しては、今後に繋がる理想的な形をみせました。
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