見出し画像

新たな物語の始まり!中日・岡田俊哉投手

 2022年5月4日。晴天の中、敵地・横浜スタジアムのマウンドには背番号「21」の姿。13年目・岡田俊哉投手の第2の物語がスタートしました。竜の守護神を務めた男が戦う場所を変え、再び輝こうとしています。

「0」を刻む

 自軍の攻撃が終わり、1回裏のマウンドに上がる岡田投手。記念すべき1人目の対戦相手は楠本選手。初球、直球を投げ込み、先発投手として新たな船出を切りました。

 その立ち上がりは四球も絡み、二死満塁とピンチを迎えますが、かつて竜の守護神を務めた男は簡単には崩れません。6番・大和選手を抑え、スコアボードに「0」を刻みました。

試合は作るも

 試合が動いたのは4回。先頭打者の出塁を許し、打席には7番・嶺井捕手。制球を乱し、3ボール1ストライクから投じた5球目のスライダーが真ん中に・・。

 嶺井捕手がバットを放り投げ、視線の先は竜党が陣取るレフトスタンドに。白球は無情にもレフトスタンドに着弾し、先制2点本塁打を許してしまいました。

 5回にも1点を失い、この回で降板しました。今季初登板は5回を投げて被安打7、3失点と試合は作りましたが、敗戦投手となりました。

持ち味は消えず

 敗戦投手になりましたが、岡田投手の第2の物語が始まる記念すべき1日となりました。2013年には66試合に登板し、2019年には13セーブを挙げるなど主に中継ぎ投手として活躍した岡田投手。しかし、今季からは戦う場所を変え、先発投手として輝こうとしています。

 捕手のミットに吸い込まれるようなキレイな直球と、キレ味鋭いスライダーのコンビネーションが持ち味の岡田投手。先発に転向しても持ち味が消えず、岡田投手らしい投球を魅せてくれました。

制球力がカギ

 ただ、この日はカウントを悪くする場面も多くありました。嶺井捕手に本塁打を打たれた場面も打者有利のカウントで被弾しました。与四球数こそ2個ですが、3・4回は打者9人と対戦し、5人に3ボールを投じています。結果には見えないリズムの悪さが、攻撃陣にも影響したと考えられます。

 キレのある直球を投げ分け、自慢の制球力で打者を打ち取っていく岡田投手が制球を乱せば、苦しい投球になってしまうのは間違いありません。大胆に攻め、早いカウントから打たせて取れば長い回を投げられると考えます。

一時的な復帰は?

 次回登板がいつになるかは分かりませんが、必ずチャンスは訪れるでしょう。次回登板では勝利投手になれるよう、長い回を投げて活躍してほしいです。もしくは現在、中継ぎ左腕投手が福投手しかおらず、その福投手は防御率11点台と絶不調です。岡田投手の電撃中継ぎ復帰も検討してみてはと思うチーム事情ではあります。。

【出典】
プロ野球 - スポーツナビ (yahoo.co.jp)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?