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岡田さんの復活・橋本さんの覚醒に懸ける!?【中日ドラゴンズ】

 ドラゴンズが誇る鉄壁リリーフ陣に不安要素が発生しました。それは左腕不足です。以前からリリーフ陣に左腕が不足していることは提唱していましたが、今季もリリーフ陣を支えた福敬登さんがいました。

 福さんが抜けた時、ベンチ入り投手が全員右投手になった時があったため、福さんの他にリリーフ左腕を厚くしたいという考えを持っていました。しかし、その福さんが国指定の難病「黄色靱帯骨化症」の手術を受けたというニュースが飛び込んできました。

 最短4ヶ月で実戦復帰できる見込みのようですが、焦らずゆっくりと治してほしいところ。ご自身の体の状態にもよりますが、無理は禁物。来季以降も含め、慎重な起用が求められます。

 そうすると、リリーフ左腕が実質0人となり、鉄壁リリーフ陣に弱点が生まれてしまいます。絶対的な安定感を誇る「勝利の方程式」はいますが、対左打者に対してのワンポイント起用ができないなど、采配面に大きな支障をきたします。

ベンチ入りできる外国人選手は4人

 解決策としては、新戦力の補強既存戦力に期待するかの2案が挙げられます。新戦力の補強で最も現実的なのは新外国人の補強です。日本の野球にフィットするかは分かりませんが、チームの弱点を補うのに最も効果的な方法です。

 ただ、ベンチ入りできる外国人選手は4人。R・マルティネスさん、ロドリゲスさんはリリーフ陣から外せない存在で、新外国人左腕を入れると野手が1人しかベンチ入りできなくなります。

 ドラゴンズ最大の課題は攻撃面。打線に厚みをもたせるには、ビシエドさん以外にも外国人選手をベンチ入りさせたいところ。結果的に新外国人左腕がベンチから外される構図となり、上手く機能させることができません。新外国人左腕を補強するには、外国人選手枠を上手く活用する必要があります。

実績十分の岡田さん

 そこで、私は既存戦力に期待することが一番良いと考えます。その中で私は岡田俊哉さん橋本侑樹さんに期待しています。

 岡田さんは今季先発転向したものの、良い成績を残せませんでした。ただ、中継ぎとしての実績は十分。過去には年間50試合以上登板を4度達成し、本来の姿を取り戻せば岡田さんがリリーフ左腕の枠を埋めてくれます。

 また、岡田さんがサイドスローに転向するプランがあると報じられました。未知数な部分はもちろんありますが、サイドにすることでスライダーの曲がり幅は大きくなり、対左打者に対して効果的になると考えられます。

 来春のキャンプ、OP戦で見極める必要はありますが、再起をかける岡田さんが復活すれば、さらにリリーフ陣の層が厚くなります。

橋本さんのスライダーを生かすには

 橋本さんは今季1軍で先発するも、白星を掴むことができませんでした。秋のフェニックス・リーグでも先発を務めたようですが、あのキレ味鋭いスライダーを生かすには、中継ぎの方が合っていると感じます。

 昨季は中継ぎとして28試合に登板し、防御率3.71という成績を残しています。制球が乱れる時もありますが、短いイニングの方がより力を発揮し、容易に空振りを奪えるスライダーが輝くと感じます。

 福さんの回復を祈りつつ、リリーフ左腕を確実に確保しなければ、来季の戦い方が苦しくなってきます。岡田さんの復活、橋本さんの覚醒を期待するのが今は一番良い策だと考えますが、皆様はどう考えますでしょうか。

【参考サイト】


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